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市長室ブログ


長崎平和祈念式典と平和首長会議―核兵器廃絶の決意新たに、古賀市の平和教育を発信(8月13日)

8月9日、長崎原爆の日。


長崎市で開催された平和祈念式典と平和首長会議に参加しました。世界で核兵器使用のリスクが急速に高まる中、核兵器廃絶に向けた決意を新たにするとともに、都市自治体の役割をあらためて考える非常に有意義な時間になりました。古賀市の平和教育の取り組みも発信できました。


式典1  式典2


平和祈念式典の9日、長崎市は朝から激しい雨でしたが、始まる頃には上がりました。午前11時2分、黙とう。平和祈念像を見上げながら、核兵器を二度と使用させてはならないとあらためて強く思いました。石破総理のご挨拶も、広島に続き自らの言葉で紡がれ、総理の思いが伝わるものでした。


そして、平和首長会議の記念総会と関連行事。


平和首長会議1  平和首長会議2


平和首長会議3  平和首長会議4


私は、「平和文化の振興」の会議の「平和教育」のセッションで、スピーカーを務めました。東京都日野市の古賀壮志市長、ドイツ、英国、メキシコの方々からもそれぞれの取り組みが報告され、私自身とても刺激になりました。


セッション1  セッション2


セッション3


私からは、戦後80年が経過し、戦争の記憶が急速に風化する中、戦争体験を「追体験」する重要性を伝えました。私の原体験として、祖父母から聞いた戦争体験、新聞記者として取材した原爆をテーマとした作品もある映画監督の吉田喜重さんの信念もお話しし、参加者の皆さんに共感していただけました。

古賀市で青少年期を過ごし、パキスタン・アフガニスタンで活動した中村哲氏(1946-2019)の志と功績を伝えるため、古賀西小学校の児童が絵本を作成したことを紹介。古賀市内の全ての小中学校と教育支援センター、市役所に被爆クスノキを植樹し、日常生活に「象徴」が溶け込むことで、自然に平和を意識できる環境をつくっていることも説明しました。


絵本  絵本紹介


被爆クスノキ


そして、最後に紹介したのが、中村哲さんが私たち古賀市民に伝えてくれたこと。

「一隅(いちぐう)を照らす」

2016年8月6日、古賀市の「みんなの人権セミナー」で中村哲氏にご講演いただいた時の言葉です。「私にとっての一隅はアフガンだった。世界中の人がそれぞれの一隅を見つけて、その一隅を照らせば、世界中が照らされる。それが、きっと世界平和につながる」とのメッセージは、古賀市の平和行政につながっています。


中村哲さん


セッションは予定時間を大幅に超過。終了後も交流させていただき、とても有意義でした。


平和首長会議の会場には古賀市のブースも設置させていただき、中村哲さんの絵本と被爆クスノキ2世の写真パネルを展示しました。たまたま私がいる時に友人の森澤恭子・品川区長が立ち寄ってくれました。


古賀市ブース1  古賀市ブース2


スケジュールの合間、山王神社の大クスも訪ねました。古賀市の被爆クスノキ2世はこの木の種から苗木が育てられています。


大クス1  大クス2


さらに、NHK長崎が古賀市の被爆クスノキ2世の植樹をニュースで特集してくれました。こちらをぜひご覧ください。
https://www.nhk.jp/p/ts/XRZ1MQV4NP/blog/bl/pl4BYo2J4e/bp/pZR6adMGJZ/


政治の最も重要な責務は人権保障。最大の人権侵害が戦争であり、平和の追求は「私たち一人一人を大切にすること」であるという原点を忘れず、核兵器廃絶と世界の恒久平和をめざしたい。その決意を新たにしました。


市長メッセージ―豪雨被害の困難を共に乗り越えましょう(8月12日)

線状降水帯による九州の豪雨で、古賀市は9日に災害警戒本部を設置しました。4日目となる12日現在も警戒を継続し、生じた被害に対応しています。

古賀市内では土砂崩れや道路損傷、河川護岸崩落、農業用施設の損壊などの被害が生じており、市職員が日夜対応を続けています。なお、人的被害の報告はありません。

市長として市民の皆さんと共に乗り越えていきたいとの思いで、メッセージを発信しました。

【市民の皆さまへ】

このたびの8月9日からの豪雨により、被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

古賀市内では河川の越水や道路の冠水、住宅被害などが発生し、生活や地域に多大な影響を及ぼしました。
市では、関係機関と連携し、被害状況の確認や復旧対応に早急に着手しています。

被災された皆さまが一日も早く安心して日常を取り戻せるよう、支援と復旧に全力で取り組みます。

また、この間、消防団や自主防災組織、区長、農区長をはじめとする地域の皆さまから、多大なご協力をいただきました。

市を代表し、心より感謝申し上げます。

孤立しやすい高齢者や障がいのある方などへの支援にも、きめ細かく対応してまいります。

市民の皆さまには、安全を第一に行動いただくとともに、地域での助け合いをお願いいたします。

力を合わせ、この困難を共に乗り越えてまいりましょう。

令和7年8月12日
古賀市長 田辺 一城

特撮美術監督・井上泰幸氏の志と功績を次代へ―上映会&トークショーを開催/福岡県議会が快生館を視察―働き方改革も(8月7日)

特撮文化を振興!

8月3日、俳優の桜井浩子さんと特撮美術監督の三池敏夫さんを古賀市にお招きし、トークショーを開催しました。桜井さんは「ウルトラQ」の江戸川由利子役でおなじみ、現在は円谷プロダクションのコーディネーターをされています。


トークショー1  トークショー2


桜井さん三池さん東郷さん  グッズ


円谷英二監督の右腕として「ゴジラ」をはじめ日本の特撮映画を支え、今も特撮のプロたちがリスペクトする特撮美術監督・井上泰幸氏(1922-2012)の志と功績と次代につなぐ「井上泰幸のセカイ展」の特別企画。

古賀市内外から多くの皆さんにご来場いただきました。桜井さんだからこそ知る逸話、井上泰幸氏の弟子である三池さんが受け継いだ思いから、特撮の価値を再考することができました。そして、井上氏の姪の東郷登代美さんの熱意があってこその今回の企画、充実の時間でした。

私からも、特撮の文化的意義を広く共有することで、社会の様々な分野で創造性が高まると認識しており、古賀市としてまちづくりの一環として特撮文化振興に取り組んでいく考えを申し上げました。


トークショー3


トークショーに先立ち、井上泰幸氏が特撮美術を手掛けた「ウルトラQ」の第1話「ゴメスを倒せ!」を鑑賞。井上氏は「ウルトラQ」ではこの他にも「クモ男爵」や「1/8計画」「五郎とゴロー」に関わっており、いずれも素晴らしい作品です。「ウルトラQ」の水準の高さは現在の日本の特撮の土台を築いたと再認識させられます。

井上泰幸のセカイ展は5日からリーパスプラザこが交流館で特別展示が始まりました。イメージボード、ロケハン写真、セット図面など数々の井上氏の仕事の足跡を知ることができます。1階には井上氏が描いたゴメスのデザイン画が等身大でドーンと!圧巻です!


リーパスの展示1  リーパスの展示2


ゴメスのデザイン画


また、古賀市役所にも特撮ミニチュアセットと怪獣現る!で、この夏のお楽しみでぜひお越しください!


市役所の怪獣  ミニチュア展示


   ◇

福岡県議会との連携強化の一日。

4日、県議会の総務企画地域振興委員会の皆さんが古賀市へ。新たな働き方を捉えた共創の「場」づくりを進めているインキュベーション施設「快生館」を視察していただき、地方創生2.0に先駆けたコミュニティ形成や移住定住、関係人口創出の取り組みとその意義をお伝えしました。


県議会視察1  県議会視察2


県議会視察3


さらに、古賀市の「多様な生き方を保障する働き方改革」と市役所窓口の受付時間短縮、教育現場における原則1日5時間授業や全小中学校の水泳授業民間委託なども説明。特に、子育て支援休暇の創設や男性職員の育休取得率100%に強く関心を持っていただけました。

まちづくりの推進は県市連携が極めて重要です。古賀市選出の吉田健一朗委員長をはじめ委員の皆さんに心から感謝申し上げます。

また、これに先立ち、県議会の農林水産委員会の皆さんに古賀市の農業の実情を踏まえた要望を直接お伝えする機会をいただきました。私は県議時代の半分は農林水産委員会に所属していたので懐かしく。今回は活力ある高収益型園芸産地育成事業の継続と要件緩和をお願いしました。引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

広島原爆の日―核兵器廃絶と世界の恒久平和へ、決意新たに(8月6日)

8月6日、広島原爆の日。


原爆ドーム


被爆80年。原爆投下時刻の8時15分、古賀市はサイレンを鳴らし、市民の皆さんと共に不戦を誓い、核兵器廃絶と世界の恒久平和への決意を新たにしました。私は出張先の東京で黙とうします。

古賀市は平和首長会議と日本非核宣言自治体協議会に加盟し、平和行政を強化しています。今年の8月9日の長崎原爆の日は、私自身が長崎の平和祈念式典に参列します。

市内全ての小中学校や市役所には長崎の被爆クスノキ2世を植樹しています。今年は新たに教育支援センター「あすなろ教室」にも植樹しました。

私自身、広島や長崎には子どもの頃から何度も訪問しています。2015年秋には核兵器廃絶への思いを共有するシンポジウムを長崎で開き、国連軍縮会議にも参加した高校生平和大使の皆さんからも学ばせていただきました。

今、世界では政治家が核兵器の使用を示唆したり、公然と保有を唱えたり、戦争の恐ろしさと愚かさが風化する時代の転換点を実感します。政治の究極目標は世界平和であり、全ての政治家はその実現のために全力を尽くさなければなりません。

被爆者の皆さんをはじめ戦争体験者から話を聞き、追体験し、平和の価値とその尊さを次代につないでいかなければならない。ともに頑張ってまいりましょう。

   ◇

5日、上京。スタートアップ企業の自治体ビジネスピッチに最終審査員として参加しました。審査員なので私の写真はなし!と思いきや、休憩中に私が出演したYouTube番組が期せずして流れており、ありがたく激写。こちらの動画です。ぜひご覧ください。
https://youtu.be/o8Ei65NuV-A?si=SYRF-bnHqYGkQ1yr


自治体ビジネスピッチ1  自治体ビジネスピッチ2


ピッチは新たな発見もあり、とても有意義でした。その学びを生かす一環として、TikTokも始めてみました。席が近くだった小紫雅史・奈良県生駒市長、越田謙治郎・兵庫県川西市長、佐藤有美・愛知県長久手市長と一緒にワイワイ言いながら登録、早速発信をしました。この動画です。自治体として若い世代も意識してSNSを活用し、シティプロモーションにつなげていくことも大切ですね。
https://vt.tiktok.com/ZSSx3hgDD/


tiktok1  tiktok2




立川談春師匠の独演会を開催―古賀駅東口エリア開発に向けた社会実験/夏祭りピーク(8月4日)

立川談春独演会!


独演会1  独演会2


独演会3


なんと、談春師匠が古賀市に!800名の大ホールが満員御礼!談春師匠のX(Twitter)もご参照ください!
https://x.com/tatekawadansyun/status/1951672899842294017


談春さんのX


中心市街地のJR古賀駅東口エリアに位置する生涯学習センター「リーパスプラザこが」のリニューアルに向けた「社会実験」の第1弾。古賀駅東口開発の一環として、超一流の公演を実施すると、市内外からどのような人の流れができるか?!

担当係長の熱意が談春師匠の心を動かし、実現しました。すごい。公務員にこんな仕事ができるんだ!と、これからのお手本になりました。談春師匠が冒頭、担当係長の頑張りに触れてくださり、感激でした。

3時間があっという間の独演会。最後に談春師匠から私も登壇するようお声掛けがあり、私からも談春師匠、そしてご来場いただいた皆さんに心からの感謝を申し上げました。


独演会4  独演会5


   ◇

夏祭りラッシュ!

薬王寺区では着いた途端にカラオケ♪全世代型ならサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」だ!と歌い始めたら皆さんの拍手とサポートで乗り切れました!スナックで鍛えておいてよかったです♪


薬王寺


2日は舞の里5区、谷山区、薬王寺区、薦野区、小山田区、花見校区、千鳥北区、古賀団地区の8か所へ。


夏祭り1  夏祭り2


夏祭り3  夏祭り4


夏祭り5  夏祭り6 


さらに、3日は古賀北区と久保区。古賀北区では、子どもたちと一緒にスーパーボールすくいを。大人気なく取れまくりました。破れても取れました。「諦めない心」を子どもたちに伝えられたか(笑)大人なのでキャッチアンドリリースで、一個だけいただいて残りは戻しましたよ。


夏祭り7  夏祭り8


久保区では舞の里おやじバンドの皆さんと共演♪


久保区


それぞれの地域で開催にご尽力いただいた皆さん、ありがとうございました!

古賀市役所に怪獣現る!―「井上泰幸のセカイ展」関連イベント開催中/五所八幡宮の夏越祭り(8月1日)

古賀市役所に!!!!!


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円谷英二監督の右腕として「ゴジラ」をはじめ日本の特撮映画を支え、今も特撮のプロたちがリスペクトする特撮美術監督・井上泰幸氏(1922-2012)。故郷の古賀市としてその功績を次代につないでいく特別展「井上泰幸のセカイ展」を開催中です。

7月28日からは古賀市役所の市民ホールに特撮現場で実際に使われたミニチュアセットが登場!怪獣が大迫力!

8月2日~3日は、リーパスプラザこがで、特撮美術監督の三池敏夫さんと雲海をつくるワークショップや、「総天然色 ウルトラQ」の「ゴメスを倒せ!」の上映会&俳優の桜井浩子さんをお招きしてのトークショーなど豪華なイベントが目白押し。

5日からは井上泰幸氏の足跡をたどる展示も始まります。

ぜひお越しください!

   ◇

青柳・五所八幡宮の夏越祭り。


夏越祭り1  夏越祭り2


夏越祭り3  夏越祭り4


無病息災を願う伝統行事で、7月31日に開催されます。鳥居の茅の輪の雰囲気が素敵。地元の皆さんと多くの話ができました。ありがとうございます!

働き方改革で自治体の持続可能性を高める―シンポジウムで登壇(7月30日)

働き方改革で有為な人材を確保し、自治体の持続可能性を高める。

上京。地域共生政策自治体連携機構の総会が28日に開催され、シンポジウムで登壇しました。1週間で5連チャン講演のラスト。


シンポジウム


経営は長期思考が重要。将来にわたり行政サービスを安定して提供するためには、それを担う人材、つまり職員がいなければなりません。人口減少社会となり、労働力も不足していく中、まさに今、選ばれる組織になる必要があります。

古賀市は6年前から働き方改革を推進。テレワーク、フリーアドレス、時差出勤、立ち会議、ペーパーレス、デジタル導入と業務効率化。2022年度には男性職員の育休取得率が100%になっています。今年度から子育て支援休暇制度も創設しました。そして、これらの延長に、市役所窓口の受付時間を90分短縮があります。生み出した時間を創造性ある仕事に振り向けることで、政策立案機能をさらなる強化し、市民サービス向上につなげようとしています。


登壇1  登壇2

 
登壇3  登壇4


教育委員会でも、原則1日5時間授業や部活動改革、水泳授業の民間委託などを強力に進めています。また、市役所に民間の副業人材を登用したり、市民対象のオンライン講座でシェアワーカーを養成したりする取り組みも進めています。

これらの結果なのか、今年度の職員採用試験は志願倍率が急増しました。さらに、応募者(社会人経験)の28%が受験動機に働き方改革を挙げています。今後の推移も見る必要がありますが、一定の効果があるものとみています。

快く働き、快く生きる。多様な生き方を保障することが、これからの社会に求められると確信しています。

シンポジウムは、宮本太郎・中央大学教授の進行のもと、旧知の小山祐・愛知県みよし市長、上川元張・鳥取県若桜町長、篠田浩・岐阜県大垣市企画部長と共に登壇。各地の先駆的な取り組みから私自身も学ぶことができました。また、オブザーバーの山崎史郎・内閣官房参与、大島一博・筑波大学大学院教授からは古賀市の取り組みにも前向きなご評価をいただきました。


登壇者  小山みよし市長


自治体それぞれの「挑戦」を共有できる機会は、よき取り組みが全国に広がっていく契機となり、とても有意義です。私も今回いただいた刺激を今後の自治体経営につなげていきます。

ジェンダー平等と自治体経営/全国青年市長会九州沖縄ブロック会議で講演/夏祭り本格化(7月29日)

ジェンダー平等と自治体経営をテーマに講演。


講演1  講演2


福岡県内各地で男女共同参画の推進にご尽力されている皆さんからお声掛けいただき、24日に登壇しました。ありがとうございます。人権を保障するという当たり前のことを私たちの社会が追求し、実現できるか。とりわけ政治はその先頭に立たなければなりません。

古賀市は、私たち一人一人が大切にされ、幸せを追い求められる社会、誰もが平等で差別されない社会をめざしています。そもそも憲法第13条と第14条に書いてあります。

多様な生き方を保障される働き方改革には、もちろんジェンダー平等の理念もあります。古賀市は2022年度に男性職員の育休取得率100%を達成し、現在は平均取得日数が増加。半年取得する男性職員もいます。今年度から新たに「子育て支援休暇」の制度を設け、小学生の子どもがいる場合は1日最大2時間、不登校や障がいなどの事情もある場合は1日4時間取得できるようにしました。

子どもと子育てにやさしい社会をつくっているのも、働き方と生き方の保障です。新型コロナウイルス禍における迅速できめ細かく多岐にわたる支援策は、こうした理念が前提にあったからこそ決断し、実現できました。

その他にも、性的マイノリティの皆さんの権利保障をめざす性の多様性の推進、外国人との多文化共生などもお話ししました。盛りだくさん過ぎましたが、皆さん最初から最後までしっかりと聴いてくださいました。おまけに、私の晩ご飯づくり、家庭菜園、ぬか漬けのお話も(笑)

快く働けるからこそ、快く生きることができる。この原点を忘れてはなりません。この秋にはジェンダー平等をテーマとした大きなイベントでの登壇も予定しており、ますます頑張ります!


講演3


   ◇

全国青年市長会の九州沖縄ブロック会議が25日、オンラインで開催され、私から古賀市の働き方改革と市役所窓口の受付時間短縮による市民サービス向上について報告させていただきました。


全国青年市長会の九州沖縄ブロック会議1  全国青年市長会の九州沖縄ブロック会議2


古賀市は今年1月から窓口受付時間を従来より1時間半(90分)短縮し、午前9時から午後4時にしています。全国の自治体、首長の皆さんから問い合わせを多くいただいており、今後広がっていくと確信しています。


全国青年市長会の九州沖縄ブロック会議3


ポイントは「DX」の具現化であること。デジタル技術の実装はトランスフォーメーション(変革・革新)を生み出すことに意義があります。

窓口時短は、住民票などの証明書のコンビニ交付が5割に達していること、公開型地理情報システム(GIS)の導入で道路や都市計画に関する台帳などが24時間365日インターネットで閲覧可能、LINEの機能拡大などがあり、市民の皆さんが「市役所に行かなくてもいい」環境を整えてきているからこそ。来庁者が大きく減少しているなら、限られた職員という人的資源の働く時間をよりクリエイティブな仕事に振り向けて、政策立案機能を高め、市民サービス向上につなげるべきと判断しました。

また、職員の多様な生き方を保障するため、働き方改革を進めてきたことの延長でもあります。テレワーク、フリーアドレスデスク、時差出勤、立ち会議、ペーパーレス。そして、2022年度から続いている男性職員の育休取得率100%。あわせて、教育現場で進める原則1日5時間授業と夏休み短縮、全小中学校の水泳授業民間委託、薬王寺温泉オフィス「快生館」や古賀駅西口商店街の「るるるる」など新たな共創の場づくりも報告しました。


全国青年市長会の九州沖縄ブロック会議4


市長の皆さんと古賀市の取り組みを共有する貴重な機会をいただき、感謝申し上げます。ますます頑張ります!

   ◇

夏祭り、本格化!

26日、終日のスーツでの公務を終えて着替え、繰り出しました。日吉台区→千鳥タウンコート区→米多比区→町川原2区→千鳥東区。多くの市民の皆さんとお話しすることができました。そして踊りましたよ〜。いつも自治会の力を実感。ご尽力いただいている皆さんに感謝!


夏祭り1  夏祭り2


夏祭り3  夏祭り4


ビールを何杯飲んだか?!やっぱり現場!


脱炭素経営支援プラットフォームが本格始動/「ENJIN自治体」で登壇―共創で社会課題解決へ(7月28日)

脱炭素、本格始動。

社会の持続可能性を高めるため、環境に配慮したビジネスの展開が求められます。ただ、それぞれの企業経営の中で何をすればいいのか、つかむのが難しい現実がある。そこで、多くの企業、金融機関、様々な団体、行政、市民がつながる公民連携の「脱炭素経営支援プラットフォーム」を構築し、今月スタートしました。


脱炭素経営支援プラットフォーム1  脱炭素経営支援プラットフォーム2


脱炭素経営支援プラットフォーム3


古賀市としてこの3年余り、準備を進めてきました。全国的にも極めて珍しく、環境省や福岡県にもご注目いただいています。24日に最初の全体会議を開催。私からは、脱炭素経営の意義と必要性、ビジネスチャンスにつながることを説明しました。市独自に「脱炭素経営カルテ」をつくっており、専門機関と連携し、多様な支援メニューで伴走型支援を展開していきます。

複数のメディアが取材してくださっており、TNCさんは早速、24日夕方のニュースで報道。私の挨拶から「次の世代のために、いいまちを、国、地球を残していくために、みんなで手を携えてやっていけたらと思います」との思いも紹介されました。


TNC


古賀市の強みは企業が集積する産業力。多様な企業の力が結集し、脱炭素への取り組みを進めていくことは、地域の価値を高める原動力になります。消費者の環境意識の高まり、サプライチェーン全体における脱炭素化への要請、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の拡大など、社会が大きく変化する中、環境に配慮した経営は新たな競争力の源泉。皆さんと共にしっかりと進めていきたいと思います。


脱炭素経営支援プラットフォーム4


脱炭素経営支援プラットフォームのHPもぜひご覧ください。
https://koga-zc-challengers.jp/

   ◇

全国各地の自治体職員と社会起業家の皆さんが出会い、「共創」による社会課題解決につなげる。ボーダレス・ジャパンさんが主催する「ENJIN自治体」が23日、福岡県筑紫野市で開催され、公民連携による共創の実践者としてお声掛けいただき、登壇しました。


ENJIN自治体1  ENJIN自治体2


古賀市は、社会課題が複雑化・多様化する中、行政だけでなく民間企業などと連携することで課題解決の可能性が高まると考えています。このため、DX、シェアリングエコノミー、公民連携による共創を柱としてまちづくりを進めています。

地方創生2.0にも通底する関係人口の創出、脱炭素経営の推進、多様な生き方を保障する働き方改革、教育の実効性を高める取り組みなど多くのチャレンジを展開していますが、今回はたかまつななさんの笑下村塾とタッグを組んでいる「高校生リバースメンター」による主権者教育の推進から展開しました。

一緒に登壇したのは笑下村塾マネージャーの鎌内由維さん、ファシリテーターでGlocal K社長の持留英樹さん。私からは、高校生リバースメンターに取り組む前段として、小中学校への給食訪問や「1日市長」体験、総合計画策定過程での小中学生との対話集会など、市長就任後に子どもの声を聴く機会を意識的に拡大してきたこととその意義を説明しました。


ENJIN自治体


そのうえで、自治体経営ではトップダウンが有効な手法であると共に、ボトムアップが可能となる組織風土の醸成もあわせて重要であることをお伝えしました。そして、公のニーズを民がどうつかみ、民の経験と知見、感性を公がどうとらえ、共創につなげるのか。社会課題解決の可能性を広げるため、公と民それぞれの意識改革の必要性を提起し、参加者の皆さんと考えました。

少しでも参加者の皆さんのヒントになっていれば幸いです。セッション終了後はそれぞれの現場で活躍されている多くの皆さんと知り合い、交流でき、とても有意義でした。お声掛けいただき、本当によかったです。ありがとうございました。


ENJIN自治体4


   ◇

宇宙服でラジオに出演。

20日に放送されたRKBラジオ「サンデー・チェンジメーカーズ」のゲスト出演<後編>で私が着ていたのは、実は宇宙服でした。ラジオだから分からないじゃん!とならないように、番組後半でようやく(?!)聞き手の田中みずきアナウンサーが振ってくれました(笑)


RKBラジオ


収録後、田中アナから「暑いでしょ?!」と。暑いです。ということで、ぜひポッドキャスト配信をお聴きください!
https://radiko.jp/podcast/episodes/72e483cc-b2c3-43d0-bb5f-f1d6945ba61d

未来への責任―RKBラジオ出演<後編>放送/玄界灘沿岸のうみつなぎ(7月25日)

未来への責任。

RKBラジオ「サンデー・チェンジメーカーズ」のゲスト出演<後編>が20日に放送されました。番組の終盤、聞き手の田中みずきアナウンサーから「大切にしている言葉」を問われ、「未来への責任」と答えました。


RKBラジオ出演1  RKBラジオ出演2


私が2回目の市長選挙でキャッチフレーズとして掲げたもので、所信表明や施政方針はもちろん日々の自治体経営の中で使っています。子どもたち孫たち、さらにはその先の世代のために、私たち先行世代が「グッド・アンセスター、よき祖先」になれるか。

こちらのポッドキャストで聴くことができますので、まだの方はぜひ!
https://radiko.jp/podcast/episodes/72e483cc-b2c3-43d0-bb5f-f1d6945ba61d?share=1

まちづくりの現在地や私の経営理念をお伝えできるこうした機会はとても貴重で、お声掛けいただいた安井廣由さんをはじめ番組関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。

   ◇

海の日。

玄界灘沿岸の海岸保全と活用を考えるシンポジウムが21日、博多港で開催され、沿岸の首長として登壇の機会をいただきました。主催の「うみつなぎ」さん、代表の九州大学大学院工学研究院環境社会部門の清野聡子准教授に感謝いたします。


うみつなぎ1  うみつなぎ2


うみつなぎ3


海岸漂着物を「海からのメッセージ」と捉える意義を教えてくれた故・石井忠先生(元古賀市歴史資料館長)の功績を継承していくため、古賀東中学校の余裕教室を「歴史資料館分館」として石井先生の収集した漂着物の保管・展示し、来年にも開館することを報告しました。

また、周辺の自治体、地域の皆さんと連携した海岸松林の保全活動、持続可能な社会をめざして里山の放置竹林対策と海岸のマイクロプラスチック対策をつなぎ、万華鏡をつくった子どもの環境教育、古賀海岸でも深刻化する海岸侵食問題を報告しました。

一緒に登壇した皆さんからも学ばせていただき、刺激を受けました。海上保安庁第7管区海上保安本部の菱田健太郎さん、旧知の宗像・鐘崎の漁師で美味しいアカモクをつくってくれているマサエイ水産加工の正好輝旭さん、佐賀県唐津市の虹の松原の再生・保全活動に取り組むNPO法人唐津環境防災推進機構KANNEの藤田和歌子さん、長崎県五島市のNPO法人アクロス五島の山口澄子さん、九州大学農学部で一般社団法人maiPLAの室原一仁さん。

とても有意義な時間でした。ありがとうございました。今週は様々なテーマで講演が5連チャンで続きます。頑張ろう!




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