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市長室ブログ


放置竹林対策で支援を検討/西鉄宮地岳線跡地の整備促進/引きこもり支援強化(12月10日)

放置竹林対策で、竹の伐採や資源としての利活用を推進するため、森林環境譲与税を活用した支援策を検討する考えを明らかにしました。

本日の市議会一般質問で答弁したもの。古賀市では竹林整備の一環で、民間団体のこがみらいさんによるメンマの商品化が既に実現しています。議員さんからは、新たな加工技術で生まれた「竹パウダー」を農業や畜産業、酵素風呂などで活用する事例の紹介もありました。公民連携で循環型社会の可能性を広げていきたいですね。


一般質問1  一般質問2


なお、私の市長2期目の公約で、唯一実現できていないのが放置竹林対策。公約としては全52事業に整理しており、このうち51事業は達成ないし着手しています。

西鉄宮地岳線跡地の整備は、地元に根差し、暮らしている皆さんとの対話と交流を経て、市長としての責任でエリアごとに整備のあり方を決断してきています。11月には残る未整備エリアである古賀北区を含む古賀西小学校区の学校関係者、PTCAや子ども会育成会などの保護者代表、自治会や校区コミュニティの役員、見守り隊といった日常的に子どもたちと関わる皆さんとの対話集会を開き、通学時などの具体的な状況を踏まえた道路整備促進の強いご要望をいただいたことを報告しました。

今年度、自治会に聞き取り調査をしながら作成している「自治会カルテ」。自治会の課題を詳細に把握し、今後の具体的な支援につなげていくものです。議員さんから、カルテを各地域の魅力もつかめる仕様に進化させ、自治会加入促進のための「自治会ブック」の作成・配布につなげる提案がありました。とても前向きに受け止めました。

ひきこもり支援を強化する方針を明らかにしました。既に来年度予算編成に向けた市長メッセージで、ひきこもり状態にある方など就労困難者に対して、デジタル技術も活用した多様な就労の場の創出を進めたい考えを示しています。答弁では、先月に石川県加賀市で開催された地域共生社会推進全国サミットで、ひきこもり当事者だった男性から学んだ話も申し上げました。「ひきこもりの人は社会に出られない、出たくないとは違う。変わりたい、でもどうしたらいいのかわからないという状況であり、ひきこもりという生き方があることを理解してほしい」というメッセージを受け止め、その本質を理解し、それぞれに合った支援につなげていきたいと思います。

私のこの7年間の自治体経営の成果と課題もテーマになりました。特に「走りながら考える」というマネジメントの姿勢について問われました。社会の価値観の変容や技術革新に代表される急速に変化する現代において、状況を適時的確に捉え対応していく姿勢が求められていると考えています。特にコロナ禍の初期対応ではこの姿勢が有効に機能したと認識しており、こうした姿勢で自治体経営にあたっていることを説明しました。この質問は、一般社団法人官民共創未来コンソーシアムの小田理恵子代表理事による私へのインタビュー記事が土台となっています。こちらもぜひご参照ください。
https://publab.jp/2025/10/29/7214/

このほか、農業基盤整備の拡大、古賀グリーンパークとその周辺の観光・物産・情報発信機能の強化、地域防災力の強化における自治会や消防団の重要性もテーマになりました。これで3日間、14人の議員の皆さんとの一般質問は終了。これからのまちづくりにつなげていきます。ありがとうございました。

   ◇

古賀駅西口にクリスマスイルミネーションが点灯!ご尽力いただいている皆さんに感謝です。商工会の藤井博文会長と。


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先の土日も地域を駆けました。もちつきでつきたいところですが、今年は腰を手術したのでアドバイザーに徹します。古賀西校区コミュニティの皆さんによる学校プール施設を有効活用したニジマス釣り、盛り上がっていました。古賀南区安全・安心パトロール隊の結成20周年記念式典で敬意と感謝の挨拶も。


もちつき  魚釣り



認知症予防で難聴者支援の強化を検討/物価高対策でTNCさんインタビュー(12月9日)

認知症予防のための難聴者支援を強化したい考えを明らかにしました。

8日の市議会一般質問で答弁したもの。加齢性難聴と認知症の関係は、近年の研究で強く関連があることが示されており、 重要なリスク因子であると認識しています。そこで、特定健診などで希望者が受けられる視力・聴力検査で、現在は自己負担としているところ、検査費用助成を検討する考えを申し上げました。


議会1  議会2


さらに、補聴器については、現在は身体障がい者手帳の交付を受けた高度・重度の難聴の方に補装具費支給制度に基づき購入費用を助成するなどしており、その対象の拡大についても認知症予防の観点から調査、検討していきます。

シカやイノシシなどの有害鳥獣駆除対策の強化も取り上げられました。行政主体としてのジビエの事業化については、捕獲後の食肉加工処理から流通などで課題があり、困難性が高いとの考えを申し上げました。

一方で、罠シェアリング、広げていきたいですね。罠猟に必要な罠の設置、見回り、捕獲、解体などの一連の作業を、狩猟免許を持っている人と持っていない人が共に行う新たなスタイル。快生館で好評を博している「狩猟体験ワーケーション」や糟屋郡猟友会古賀支部の方が手掛ける「狩猟キャンプ」などの先行例があります。こうした民間主体の具体的な動きは、地域の魅力の向上や関係人口の創出につながる可能性も大きく、環境と農業、ワンヘルス推進の観点からも意義があります。

そのほか、不登校対策、超高齢社会における地域公共交通ネットワークの強化、市長選と市議選の同日実施、西鉄宮地岳線跡地の整備、公有財産の活用、自治会の活性化などもテーマになりました。一般質問は9日も続きます。

   ◇

「地方自治体は国の下請けではありません。政府が全国一律におこめ券を実施したいならば、国の責任で国が主体となって実施されればいい。地方に交付金を配って物価高対策をやっていこうという訳ですから、地方が独自に何をするかを考え、実行していくべきものだと思う。地方自治体にその政策の理念と必要性をしっかりとコミュニケーションを取って共有を図るという前提がないといけない」

TNCさんの情報番組「記者のチカラ」からインタビューのご依頼があり、答えました。国と地方が対等であること、また交付金の趣旨を踏まえ、地方の実情に合った対策を柔軟に講じることが大切との考えを申し上げたところです。ちなみに、放送はされませんでしたが、菅義偉政権での新型コロナワクチン接種の推進は国と地方がしっかり目的意識を共有して取り組めたケースとしてお話ししました。


TNC記者のチカラ


記事はこちら。
https://news.yahoo.co.jp/articles/165e4aad941cd731dc20028e6df52ef3ea946f8e

古賀市は市民の多様なニーズにアプローチできる独自の物価高対策を検討しています。速やかに補正予算案を編成し、12月25日の市議会臨時会で提案する予定です。

地元企業への優先発注の推進を明文化へ/災害対応と青少年健全育成も―市議会一般質問(12月8日)

地元企業への優先発注の推進を明文化する方針を表明しました。

5日の市議会一般質問で答弁したもの。これからの社会で求められるのが地域経済循環の実現。議員さんからは米国発祥の「エコノミック・ガーデニング」の考え方でその必要性をあらためて提起されました。同感です。


議会1  議会2


議会3


まちづくりを推進するうえで、企業の持続可能性を高め、雇用拡大や税収増につなげていくことが肝要です。また、公共事業の受注で地元企業の技術力や経験が高まることは、災害復旧の迅速さにもつながります。入札の公平性・競争性の確保を前提としながら制度改革を検討してきます。

南海トラフ地震への対応もテーマになりました。古賀市は最大震度4と想定され、影響は極めて限定的と考えられます。一方、九州市長会では広域支援体制の整備を進めており、古賀市は発災時に大分県津久見市を支援する「先遣市」となっていることを答弁で説明しました。

近年の豪雨災害を受け、全国で重要課題となっている雨水浸水対策も取り上げられました。気候変動で下水道整備段階の想定を超える事態が頻発し、内水氾濫で浸水被害が生じています。古賀市は2022年度に策定した雨水管理総合計画に基づき、新たな調整池の建設や排水ポンプの強化、口径の拡張など具体的なハード整備を順次進めています。あわせて、この定例会で、浸水被害が想定される区域の建物等への止水板設置の費用に補助する補正予算案を提案しています。

人権保障が政治・行政の最も重要な責務との考えから、古賀市は子どもが権利の主体であることを明確にし、主権者教育や子どもアドボカシーを実践しています。また、総合計画や子ども・子育て支援条例の策定過程で子どもの声を聴いたり、市長と教育長が給食の時間に小中学校を訪問するランチミーティングや高校生が市長に政策提言するリバースメンター事業に取り組んだりもしています。こうした基本姿勢を堅持し、チルドレン・ファーストのまちづくりを引き続き推進する決意を申し上げました。

青少年健全育成の重要性も提起されました。古賀市は公として中学校区全てに児童センターを設置するなどしていますが、あわせて、市民の皆さんとの協働があってこそ実効性が高まります。市内各地で、地域の様々な皆さんのご尽力により、子ども会育成会、消防団、放課後子供教室、寺子屋、子ども食堂、通学合宿、朝勉&朝弁、少年の船、子ども劇場など多様な居場所が実現しています。こうした機運を高めていくことに加え、議員さんからは、コミュニティの中で「青年層が子どもたちとつながる」ことの意義もお示しいただきました。確かに、持続可能性の観点からとても重要です。公としてそのきっかけをつくるべく検討していきたいとの考えを申し上げました。

子どもと子育てを大切にすることは、今を生きる私たち先行世代に課せられた「未来への責任」。次の世代へ、より豊かな社会を引き継ぐため、今、何を為なすべきか。あらためて真剣に考えました。

このほか、超高齢社会でその経験や知見を生かしてもらうための取り組み、ふるさと納税の今後もテーマになりました。一般質問は9日まで続きます。頭フル回転で臨みます。

   ◇

4日は日帰りで上京し、ミッション完了。寒くなりましたね。今は上空の機内でもチャットで細かなやり取りができてしまうので、仕事から逃れられません。


上京


前日の3日は古巣の福岡県議会へ。県議時代からご指導いただいている皆さんとお会いできました。地元選出の吉田健一朗県議に感謝いたします。タイ王国ナショナルデー記念レセプションにもお招きいただき、参加しました。福岡県タイ友好議員連盟の事務局長を務め、先輩方のご指導のもと総領事館誘致に関わっていたからこそのご縁。ゴーソン・サティタマジット総領事ご夫妻とも親しくお話しできました。


ゴーソン・サティタマジット総領事ご夫妻


年末まで公務満載。駆け抜けます。

中村哲さんの志をつなぐ/2026年の動き加速/歳末防犯/子どもわくわくと日土水市(12月5日)

医師で国際NGO「ペシャワール会」現地代表、中村哲さんが2019年12月4日にアフガニスタンで銃撃され、亡くなられて6年。中村さんのふるさとである古賀市として、市民の皆さんと共にその志と功績を受け継ぐ取り組みを進めています。

そして、中村さんは福岡高校の17回生であり、私にとって大先輩。同窓会報「朝ぼらけ」最新号に寄稿し、古賀市の取り組みを報告しました。以下、全文です。

◎中村哲医師の志継ぐ/一隅から平和の灯を/生き様 児童が絵本に


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◎田辺一城(高51回、古賀市長)

私たち一人一人が中村哲先輩から学び、平和な社会を次代につなぐために何をすべきかを主体的に考え、行動する。中村先輩が青少年期を過ごした故郷の古賀市は、その輪を広げるための取り組みに力を注いでいます。

母校の古賀西小学校では総合的な学習の時間を活用し、児童が中村先輩の生き方を描いた絵本をつくりました。クラウドファンディングで印刷・製本し、市内の学校の平和学習で使われています。ペシャワール会さんと共に顕彰シンポジウムをワールドカフェ形式で開催し、市内外の多くの世代の皆さんが中村先輩への思いを語り合う機会もつくりました。

今年は戦後80年の節目を捉えた「戦争と平和を考える月間」の特別企画として、その生き様を追ったドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」の上映と対話の会を開催。平和首長会議では、私自身が登壇し、平和行政の柱に中村先輩を位置付けていることを報告し、各地の首長から多くの反響をいただきました。こうした積み重ねが大切と考えています。

中村先輩には、2016年8月に古賀市で講演してもらいました。「私にとっての一隅はアフガンだった。世界中の人がそれぞれの一隅を見つけて、その一隅を照らせば、世界中が照らされる。それが、きっと世界平和につながる」との言葉は市民の心に届いています。全ての人に日常的に出来ることが必ずある。

大国の指導者が核兵器使用を示唆し、唯一の戦争被爆国で核兵器の保有が公然と語られ、他国の領土への侵略、市民の殺傷が日常的に起きているこの世界の現実を、中村先輩はどう見ているのか。これからも、この世界の一隅から恒久平和の実現に向けた希望の灯をともしていきます。

   ◇

2026年に向けた動きが加速!

恒例のJ:COMさんの年頭挨拶の収録。2026年最初(2025年最後?)のあけましておめでとうございます。いつも通り原稿なしの約3分、一発OKでした~。


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さをり織りの干支の置物。地元の社会福祉法人福岡コロニーさんの障がい福祉サービス事業所「なのみ工芸」さんが制作しており、毎年楽しみにしています。来年は午年。なのみ工芸さんには個性豊かなかわいらしい馬、馬、馬。香椎高校ファッションデザイン科とのコラボです。悩みに悩んで選びました。


干支の置物1  干支の置物2


年末、市長室に飾ります。皆さんもご家庭や職場にぜひ。なのみ工芸の現地や郵送で購入できます。お問い合わせは、なのみ工芸(092-944-4419、古賀市久保1343-3)まで。

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飲酒運転、街頭犯罪、特殊詐欺を許さず、撲滅をめざし、新たな年へ!

師走となり、歳末の特別警戒がスタート。名付けて「粕屋ゼロミッション」。古賀市を含む粕屋地区1市7町を管轄する粕屋警察署や地域防犯団体の皆さんと粕屋町のイオンモール福岡で心合わせを。恒例の「一日警察署長」は福岡女学院看護大学の学生さん。玄界高校邦楽部の皆さんによる勇壮な演奏も。


粕屋ゼロミッション1  粕屋ゼロミッション2


粕屋ゼロミッション3  粕屋ゼロミッション4


粕屋ゼロミッション5



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11月30日は、子どもわくわくフェスタ!大人も一緒に楽しめちゃいました。


子どもわくわくフェスタ1  子どもわくわくフェスタ2


さらに、オーガニック・マルシェ「日土水市」へ。


日土水市1  日土水市2


古賀駅西口の商工会館前は市内外の多くの皆さんでにぎわいました。仕掛け人の「オーガニック広場 ひふみ」の久保健一郎さんと一緒に登壇し、健康寿命トーク。


健康寿命トーク


何度も脱線しましたが楽しんでいただけたかと!?

快生館が国の地域づくり表彰を受賞―公民連携による地方創生2.0の先駆と評価(12月3日)

快生館が国土交通省の「全国二地域居住等促進官民連携プラットフォーム賞」を受賞!


賞状


国土交通省の歴史ある「地域づくり表彰」の中でも、二地域居住促進法の施行を受けて今年度創設された賞の第1号に。多拠点ライフと関係人口創出・移住定住促進をめざした「地方創生2.0」の先駆けとのご評価をいただき、光栄です。

11月28日に開催された二地域居住推進フォーラムで、共に快生館の取り組みを展開してきたSALTの須賀大介代表や相良彩乃さんと登壇し、表彰状をいただきました。プレゼンターはANAホールディングス上席執行役員の津田佳明・未来創造室長。いつも古賀市の取り組みに注目してくださっており、感謝です。


二地域居住推進フォーラム1  二地域居住推進フォーラム2


二地域居住推進フォーラム3  二地域居住推進フォーラム4


新型コロナウイルス禍のピンチをチャンスに変えるべく、社会の価値観の変容を捉え、東京一極集中の打破と地方分散型社会の形成、デジタル技術による革新をめざしたのが快生館の挑戦。地域資源である天然温泉を有する休業した温泉旅館をサテライトオフィスやコワーキングスペースを備えた「共創」拠点として再生させ、ワーケーションや企業合宿も展開、中心市街地活性化とも連動させ、国内外の新たな人の流れを生み出し、周辺地域における民間の起業も誘発しています。


二地域居住推進フォーラム5  二地域居住推進フォーラム6


二地域居住推進フォーラム7  二地域居住推進フォーラム8


二地域居住推進フォーラム9


古賀市はDX、シェアリングエコノミー、公民連携による共創を掲げてまちづくりを進めており、その象徴的な営みといえます。そして、全国からご注目いただいている「多様な生き方を保障する働き方改革」の実践です。

「快く働き、快く生きる」が合言葉。皆さん、これからも共によりよい社会をつくっていきましょう。

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ロングインタビューの第3回。公民連携による共創がテーマ。
https://publab.jp/2025/11/04/7232/

特に、シェアリングエコノミーの象徴的実践でもある薬王寺温泉オフィス「快生館」や古賀駅西口のエリアマネジメントで生まれたシェアキッチンを核とする交流拠点「るるるる」について。古賀駅東口の都市開発の推進も。ぜひご一読ください。




福岡県ジェンダー平等フォーラムで講演&対談/自動運転バス導入方針で大綱質疑(12月2日)

福岡県ジェンダー平等フォーラムで講演&林田スマさんと対談!


林田スマさん


福岡県男女共同参画センター「あすばる」の一大イベント。光栄なことに講師としてお招きいただきました。さらに対談の相手が、福岡の皆さんおなじみのフリーアナウンサーで福岡高校の先輩でもある林田スマさん。恐縮しながらも、スマさんだからこそ軽快にトークできました。


福岡県ジェンダー平等フォーラム1  福岡県ジェンダー平等フォーラム2


福岡県ジェンダー平等フォーラム3  福岡県ジェンダー平等フォーラム4


テーマは「個人を尊び、幸せを追い、快く生きる」。私から、全国的にも先んじている男性職員の育休取得率100%や子育て支援休暇の創設、生理用品の無償配布に象徴されるジェンダー平等の具体的な取り組みから、「快く働き、快く生きる」ための多様な生き方を保障する働き方改革、その延長線上にある市民サービス向上をめざした市役所窓口時間短縮を中心に。


福岡県ジェンダー平等フォーラム5  福岡県ジェンダー平等フォーラム6


さらには、子どもの声をまちづくりにつなげる主権者教育の実践やチルドレン・ファーストの子ども子育て政策と教育改革、性的マイノリティの皆さんの権利保障の重要性など、モリモリ盛りだくさんでお話ししました。

もちろん、DX、シェアリングエコノミー、公民連携による共創のまちづくりの理念、自治体経営、組織風土改革についても。いつものように怒涛の如くお話しし、県内各地からご参加の多くの皆さんからかなり大きな反響をいただきました。


福岡県ジェンダー平等フォーラム7  福岡県ジェンダー平等フォーラム8


私自身も励まされました。ありがとうございました!

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市議会本会議で議案への大綱質疑。


大綱質疑


自動運転バス実証運行がテーマに。これからの社会にとって自動運転は必須であることを前提に、国もその重要性を認識しているからこそ地方自治体への支援を強化しており、まさに今、古賀市として事業に乗り出すことに意義があるとの考えを申し上げました。

このたび国の新しい地方経済・生活環境創生交付金の採択を受けられた自動運転バス実証運行事業は3カ年計画で、総事業費は3億2911万8千円を見込み、その2分1を交付金で充当することから市負担は1億6455万9千円となり、さらにこの市負担は特別交付税措置の算定対象であるため、実質負担は大幅に低減して総事業費の1割程度となります。

公共交通の持続可能性を高めるため、古賀市は交通政策を強化しています。今回の自動運転バスの導入を通じ、複数の交通モードの連携と新技術の活用を進めるとともに、導入により生じる人員余力の再配置等によってバス路線の維持・確保を図り、市民の皆さんの「移動の権利」を保障するために地域全体の交通ネットワークのさらなる再編・最適化につなげていきます。


福岡県中小企業家同友会さんで講演―自治体経営と働き方改革、公民連携による環境政策の展開/岳越山へ(11月28日)

福岡県中小企業家同友会さんで講演!

企業経営者の皆さんに古賀市の自治体経営と働き方改革、公民連携による環境政策の展開について話をする機会をいただきました。光栄です。

同友会1  同友会2


怒涛の90分。皆さん真剣なまなざしで聴いてくださり、質疑応答も活発に。DX、シェアリングエコノミー、公民連携による共創のまちづくりの実践、「快く働き、快く生きる」ことでまちの持続可能性を高めていることを紹介しながら、これらを社会全体の理念として課題解決につなげていく重要性を申し上げました。

DXはデジタル技術の実装によって「X(トランスフォーメーション=変革・革新)」を生み出すことに意義があること。不断に取り組んできている働き方改革の延長に市役所窓口の受付時間短縮があること。子どもの声を聴きながら社会を動かしていくこと。外国人の皆さんと共に多文化共生社会をつくっていくこと。

そして、企業の脱炭素経営を支援するために市町村レベルではおそらく全国で初めて公民連携のプラットフォームを立ち上げ、脱炭素経営カルテや支援メニューを構築し、環境政策の実効性を高めていることを説明しました。

経営者の皆さんと新たな出会いもあり、交流を深められ、私にとってもとても有意義でうれしい時間でした。これからの社会はこうした公と民の関係性の構築が一層重要になると確信します。ありがとうございました!

同友会3  同友会4


   ◇

青柳の岳越山の山頂から。古賀市内が一望できます。

今在家、新原高木、大内田、釜田の各地区で工業・物流団地の造成工事が進んでおり、その都市開発の状況がよく分かります。

今在家  新原高木


あわせて農業基盤整備が完了した小野南部地区も確認できます。基盤整備はさらに薦野清滝地区でも進めています。

大内田・釜田  小野南部


これから半世紀を見据え、働く場の確保と居住人口の維持、さらには税収の向上で持続可能性を高めるもの。産業力の強化は私の市長1期目からの公約で、中心市街地の古賀駅周辺開発と並び最重要政策でもあります。

なぜ、岳越山に登ったのか?しかもスーツで!?その理由は追って!

山頂から




自動運転バス実証運行や止水板設置補助―補正予算案を提案/地域共生社会推進全国サミット(11月27日)

自動運転バスの実証運行や雨水浸水対策の止水板設置補助などを盛り込んだ補正予算案を編成し、27日開会の市議会定例会に他の議案と共に私から提案しました。


議会


公共交通の持続可能性を高めるため、古賀市は交通政策を強化しています。自動運転の導入は私が昨年6月の市議会本会議で検討を表明していたもの。このたび国の新しい地方経済・生活環境創生交付金の採択を受けることができ、予算化しました。来年3月に運転者が常に介入できるレベル2でスタートし、2027年度には介入原則不要のレベル4をめざしたいと考えています。

近年の豪雨災害を受け、全国で重要課題として浮上しているのが雨水浸水対策。気候変動で下水道整備段階の想定を超える豪雨が頻発し、内水氾濫で浸水被害が生じています。古賀市は2022年度に雨水管理総合計画を策定し、順次対策を講じることにしていますが、大規模な工事が必要となるため一朝一夕にはいきません。そこで、浸水被害が想定される区域の建物等への止水板設置の費用に補助することにしました。

定例会は11日まで。議会に並行し、古賀市独自の物価高対策を含む経済対策の検討も急ピッチで進めています。そのほかもやるべきこと山積でスケジュール満載。髪が伸びているので散髪もしないと。もはや年内は寸分の隙もありませんが、全力で駆け抜けます!

   ◇

石川県加賀市へ。

先月の福井県に続き、2カ月連続の北陸入りは珍しい。ということで、小松空港も先月ぶり。せっかくなので、今回は小松空港と小松駅の間で運行されている自動運転バスに乗りました。快適。古賀市も自動運転の導入を具体的に検討しており、参考になりました。


自動運転バス


小松から加賀へ。加賀温泉駅には、加賀市版ライドシェアの案内看板が。2年前の秋、活力ある地方を創る首長の会の事務局長として微力ながらライドシェア実現に奔走した日々が懐かしく。公共交通の視察みたいに。


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加賀入りの目的は、地域共生社会推進全国サミット。加賀市民の皆さんの「顔の見える関係」を大切にする地域福祉の実践はとても参考になりました。ひきこもりの方々が社会とのつながりを持つきっかけをつくるために何ができるか、美容室を地域課題解決の拠点に位置付ける助産師さんと看護師さんの取り組み、災害発生時の福祉的視点の重要性も。


地域共生社会推進全国サミット1  地域共生社会推進全国サミット2


地域共生社会推進全国サミット3  かもやん


人口減少が急速に進む中、高齢者や障がい者の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、対策を検討する必要性も共有。私は今年設立された「地域ケアサービス再生存続自治体協議会」で副代表に就いています。今回、医療、介護、障がい福祉を一体として提供できる「場」の先行事例として、北海道奈井江町での具体的な実践を学ぶことができました。また、介護における外国人材確保の重要性もあらためて認識できました。

先週の3日間で、福岡→岡山→福岡→石川→福岡の移動。こうしたスケジュールのタイトさが影響し、定例会の議案発表の記者会見を帰途の小松空港からオンラインで開催。デジタル技術によって利便性が高まっているのか、多忙になっているのか?

玄界高校で講演―共創でひらく地域の未来/多文化共生を推進―岡山・総社で会議/RKBラジオ出演(11月26日)

高校生900人に講演!

福岡県立玄界高校の創立記念式典に講師としてお招きいただき、全校生徒の皆さんを前にお話ししました。光栄です。特にキャリア教育を強く意識しました。


玄界高校の創立記念式典1


テーマは「共創でひらく地域の未来~社会をつくる主体として快く働き、快く生きよう」。


玄界高校の創立記念式典2


まず、広い視野を持ち、社会の中の「私」をとらえることの大切さを伝えました。そのうえで、社会をよりよくしていくことは課題を解決していくことであり、課題とは困りごとであり、誰が何に困っているのか、あるいは私たちはどうよくありたいのか、課題をつかんだうえでその解決に向けてどうすべきか、考え、行動することの重要性を話しました。

新聞記者として、県議として、市長としての私の具体的な思考の変遷と実践について、具体的な取材経験や政策を紹介しながら説明。社会の持続可能性を高めるため、私たち一人一人が「未来への責任」を意識し、社会の価値観の変化を捉えること、理念を掲げて多様な主体と連携することが求められていること、だからこそ、DX、シェアリングエコノミー、公民連携による共創をめざすべきとの考えを共有しました。


玄界高校の創立記念式典3


こうした社会像を実現するうえで、「多様な生き方を保障する働き方改革」を社会全体に広げていくことが肝であり、古賀市役所が近年、組織として実践する数多の取り組みを話しました。

1時間超にわたって900人の関心を引き寄せ続けるのはなかなか大変ですが、生徒の皆さん、よく聴いてくれたし、質問もしてくれました。先生方の関心も強かったのを実感できました。私にとっても刺激になりました。ありがとうございました!


玄界高校の創立記念式典4


   ◇

日帰りで岡山県総社市へ。

日本に在住・訪問する外国人の方々が増加する中、多文化共生の推進は地方自治体、そして国家の責務です。その考えから私は市長1期目の公約にこれを盛り込み、就任後に一般市町村としては珍しい専門のセクションを立ち上げ、政策を展開しています。

19日、外国人集住都市会議が開催され、参加しました。総社市の片岡聡一市長からお声掛けいただいたもの。期せずしてなんとステージにも登壇し(片岡市長の不意打ち)、多文化共生を重視する全国の市長の皆さんと共にそれぞれの基本姿勢と主な取り組みを報告する機会も。


外国人集住都市会議1  外国人集住都市会議2


外国人集住都市会議3  外国人集住都市会議4


テレビ1  テレビ2


「ラベリングして他の外国の人を排斥するのはおかしい。みんなで理解しあって生きていこうという機運を作るのが政治の仕事」

とは、地元のテレビで報じられた私の発言。
https://news.yahoo.co.jp/articles/86dedc0457e679a0f87e3c5bd93c8dd76a4ad759


テレビ1  テレビ2


現在の排外的風潮を強く懸念しており、国家として国民の皆さんと共に相互理解に基づく共生を実現しなければならないし、政治家はその先頭に立たなければならないとの思いを申し上げました。

古賀市は、学生さんから人生の先輩方まで市民ボランティアの皆さんが参加する交流型日本語教室を毎週開催し、運動会やホタル見などのイベントも。当事者の外国人の皆さんや高校生と共に生活リーフレット作成や「やさしい日本語」普及などにも取り組んできています。JICAや出入国在留管理庁、福岡県などとの積極的な連携も特長です。

引き続き、全国の自治体の皆さんと共に多文化共生を推進していきます!

   ◇

RKBラジオに出演!

KBCに続き、RKBの朝のラジオ番組「田畑竜介Grooooow Up」に出演。ラジオは伝えたいことをストレートに伝えやすくていいですね。


RKBの朝のラジオ番組「田畑竜介Grooooow Up」


テーマは働き方改革。快く働けるからこそ生産性が向上し、社会が豊かになり、個々人の生き方も快いものとなります。経営者は労働者のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を保障するべきことをお話ししました。古賀市の様々な具体的実践を紹介しながら。ぜひお聴きください~。
https://radiko.jp/share/?t=20251120074102&sid=RKB

まつり古賀 大盛況!/KBCラジオで古賀市の魅力を発信!(11月18日)

第40回まつり古賀!


まつり古賀1  まつり古賀2


まつり古賀3  まつり古賀4


まつり古賀5  まつり古賀6


まつり古賀7  まつり古賀8


まつり古賀9  まつり古賀10


まつり古賀11  まつり古賀12


古賀市の農商工の魅力が詰まった年間最大のイベント。16日に市役所駐車場で開催し、市内外からの多くの皆さんでとてもにぎわいました。

古賀市ふるさと大使の静太郎さんと五十川綾さんのステージも盛り上がりました♪


まつり古賀13  まつり古賀14


まつり古賀15


商工会、観光協会、JA粕屋をはじめ出店・出演いただいた企業・団体の皆さん、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!

また、開催前日の15日には、KBCラジオの生中継で、商工会の女性部と青年部、アイタカーリポーターの皆さんと一緒にまつり古賀をPR。わいわいにぎやか、みんなの軽妙なトークで盛り上がりました。


まつり古賀をPR1  まつり古賀をPR2


まつり古賀をPR3


   ◇

KBCラジオの生中継!

おなじみの徳永玲子さんと一緒に、14日にも2回出演。光栄です。

午前は快生館から。働き方改革と窓口受付時間短縮、X(変革)を重視するDXの意義などをテーマにお伝えしました。


快生館1  快生館2


快生館3  快生館4


午後は古賀駅西口商店街のNEW PUBLIC SALOONさんで、西口エリアの盛り上がりなどを。ギャラリーも続々。まるで渋谷スペイン坂スタジオ?!


西口でラジオ1  西口でラジオ2


ラジオでも紹介したNEW PUBLIC SALOONさんのお弁当。この日は焼売を選びましたが、これが美味しかった♪


焼売弁当


生放送ならではになるよう、全力で分かりやすく軽妙にトーク(したつもりです)。ありがとうございました!

   ◇

15日は朝の日本少年野球長﨑傳記念大会から。主催の九州古賀ボーイズは伝統あるチームで、私の友人知人をはじめ多くの人材を社会に輩出しています。スポーツは人を育てる。しっかり後押ししていきます。続いて身体障がい者福祉協会さんのバスハイクのお見送りへも。


少年野球


さらに、シルバー人材センターさんのシルバーフェスタにも参加。手作りファッションショーが素敵です。こうした「場」で顔を合わせ、語らい、笑顔になる。皆さん一人一人の健康が、まちの健康につながります。ありがとうございます♪


シルバーフェス





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