古賀市役所

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市長室ブログ


働き方改革を推進―上下水道課で時差出勤/対話集会 in 今在家区(1月31日)

働き方改革を実践中!

古賀市は現在、上下水道課でフレックス制の導入に向けて「時差出勤」を試行しています。職員の勤務時間は毎日自由に選択でき、「カエルカード」に退勤時間を書いてパソコンに掲げることで、自分自身の働く時間を強く意識して自律的に仕事をマネジメントできるとともに、他の職員の働く時間が可視化されることで周囲に気配りしながら仕事ができます。

上下水道課「時差出勤」を試行中 上下水道課「カエルカード」

必ず出勤しなければならない時間(コアタイム)は午前10時~午後3時。始業時間は最も早い人で午前6時30分、遅い人で午前10時。終業時間は最も早い人で午後3時、遅い人で午後6時30分。育児や介護、通院などそれぞれの家庭の事情に合わせた働き方が実現できるとともに、ジム通いや習い事など個人の趣味も充実。ボランティアにも取り組みやすくなります。

上下水道課は今年度から行政として先駆的に、職員が固定の自席を持たない「フリーアドレスデスク」方式を採用し、職員の仕事をする席が毎日変わる働き方を実践。オフィス全体をリノベーションし、市民の皆さんはもちろん職員も快適さを実感できる空間を形成しました。その結果、業務効率の向上や職員間のコミュケーションの活性化にもつながっており、全国から議会・行政の視察も相次いでいます。

職員が固定の自席を持たない「フリーアドレスデスク」 「水の特命大使」古賀市出身のボートレーサー、小野生奈さん

さらに「水の特命大使」を新設し、大使には古賀市出身のボートレーサー、小野生奈さんに就任していただいています。視察は大歓迎ですのでご連絡ください!

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29日夜、今在家区で対話集会を開催しました。

今在家区タウンミーティング

企業誘致を促進するための土地利用転換について、特に工業団地に隣接する今在家エリアのまちづくり全体における重要性を申し上げました。他にも地域公共交通の計画づくりの意義、これからの自治会や隣組、小学校区のあり方などを中心に活発な意見交換ができました。第5次総合計画の策定はもちろん、日々の市政運営に生かしていきます。ありがとうございました。

今後、近いところでは、1月31日(金)19時から中央区分館、2月4日(火)19時から町川原2区公民館で開催します。ご参加よろしくお願いいたします。


防災力の強化―地域で支え合う避難体制の構築(1月30日)

大規模災害の発生時は自らの命は自らで守る自助と、地域で支え合う共助が最も重要です。そのためには事前に防災体制を構築しておかなければなりません。

特に大切なのは、高齢者や障がい者などの要支援者を確実に避難させるための個別計画を策定することや、避難所の自主運営や福祉避難所への避難のあり方を決めておくこと。大規模災害の発生直後、市役所や消防・警察の職員が全ての皆さんの目の前に現れることは不可能です。

22日夜、公助として、こうした地域の防災力をあらかじめ向上するための研修会を花鶴丘3丁目区公民館で開催しました。当該エリアの市民の皆さんだけでなく、市内各地の区長さんや民生委員さんにもご参加いただき、今回の研修会の成果が他の地域に「波及」する効果も期待でき、ありがたく思います。

地域防災力向上のための研修会 地域防災力向上のための研修会

今回の研修会は、古賀市として福岡県の事業と連携したもの。私が県議の時代から、古賀市では避難行動要支援者の避難のための個別計画策定を促進する県の事業を古賀団地区や花見東1区など多くの地域で実施し、成果につながっています。今回の取り組みも今後の古賀市の地域防災力の強化につなげていきます。

「新型コロナウイルス感染症警戒本部」を設置(1月29日)

新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な感染拡大を受け、古賀市として「新型コロナウイルス感染症警戒本部」を設置しました。市としては既に国や県と連携して情報を収集し、市民の皆さんにHPで注意を喚起していましたが、今後の事態の推移に確実に対応するためにも体制を強化する必要があると判断しました。

現在までに、庁内での検討を経て、市民の皆さんに正確な情報をより詳細にお伝えするため、市HPの内容を充実させましたのでご参照ください(こちら)。また、新型コロナウイルスによる肺炎は「指定感染症」に指定され、古賀市に所在する国立病院機構・福岡東医療センターがこれに対応する「第一種・第二種感染症指定医療機関」であることから、同センターに万全な受入体制と特別な構造の施設があり、安全性が確保されていることにも触れています。加えて、市役所やリーパスプラザこが交流館、サンコスモ古賀などの市公共施設に感染症防止のための消毒用アルコールを設置しました。

なお、今回の対応は2014年6月に策定した「古賀市新型インフルエンザ等対策行動計画」の考え方に基づき、実施しています。引き続き、市民の皆さんの生命と健康を守り、生活や経済に及ぼす影響を抑えるために取り組んでいきます。

正興電機製作所を訪問/対話集会 in 谷山区(1月29日)

アジアを中心に世界にも展開し、福岡県古賀市に最も重要な拠点のひとつを置いてくださっている正興電機製作所を22日に訪問しました。沿革や現在の事業についてご説明をいただき、添田英俊社長と意見交換。工場も見学させていただきました。市長就任以来、地元企業さんとのこうした機会を大切にしています。

正興電機製作所 添田英俊社長と

正興電機さんは電力や上下水道などの公共事業、産業分野における環境・省エネ、再生可能エネルギー、エレクトロニクス技術などで発展してきた先進的な企業。近年はロボットによる警備・防犯なども展開しています。ガラスの透明・白濁を瞬時に切り替える機能性液晶フィルム「調光フィルム」も大きな可能性を感じます。あらためて具体的に学ばせていただき、ありがとうございました。

正興電機 巡視点検ロボットと

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27日は企業誘致の推進や戦略的な都市づくりに向けた会議や打ち合わせ。さらに、夜は谷山区で、令和4年度(2022年度)から10年間のまちづくりの指針となる第5次総合計画の策定に向けた対話集会(タウンミーティング)を開催しました。古賀駅周辺活性化や農業振興、先進技術を生かした情報発信の強化なども話題になりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

谷山区タウンミーティング

今月は本日1月29日(水)19時から今在家区公民館、31日(金)19時から中央区分館で開催します。ご参加お待ちしています!


中村哲さんに「名誉市民」の称号を/ケア・トランポリンで健康づくり/古賀特別支援学校の作品展(1月28日)

古賀市として、中村哲さんに「名誉市民」の称号を贈らせていただきたいとの考えを明らかにしました。2月開会の市議会定例会に議案を提案し、議員の皆さんから同意をいただけるよう、準備を進めています。

市民の皆さんとともに、中村哲さんのご功績と志を受け継ぎ、これからのまちづくりにつなげていくことが求められていると考えています。その取り組みの一環として、追悼パネル展「中村哲さんの軌跡~その志を未来へつなぐ~」を古賀市役所で開催しています(平日のみ)。2月4日~12日はリーパスプラザこがに会場を移して開催します(こちらは土日祝も)。あわせて、2月11日10時からフォーラムにて追悼トークを企画しました。ぜひお立ち寄りください。

追悼パネル展「中村哲さんの軌跡~その志を未来へつなぐ~」

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今年度、健康づくりの取り組みとしてケア・トランポリンの活用を始めました。23日、私も初めて体験。参加者の皆さんと一緒に楽しみながら取り組みました!

ケア・トランポリンの活用を始めました

なお、県の事業と連携しています。県議として健康増進策を提起していましたが、このような形で共に取り組め、ありがたく思います。

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古賀特別支援学校の児童・生徒の皆さんの作品展がリーパスブラザこが歴史資料館ギャラリー開催されています。30日まで。素敵な作品に出合えますよ。皆さん、ぜひご覧ください!

古賀特別支援学校の児童・生徒の皆さんの作品展 素敵な作品の数々

ランチミーティング in 古賀東小/新春のつどい/対話集会 in小竹区(1月23日)

今週のランチミーティングは20日、創立130周年を迎えた古賀東小学校へ。

美味しい給食を一緒に食べた後、私から中村哲さんのご功績と志を話しました。中村さんがアフガニスタンで困っている人たちの暮らしをよくしていくため、現地の方々と一緒に課題解決のために活動してきたことを紹介したうえで、私たちは私たちの身近な地域社会で、困っている人がいたら声をかけ、ともに支え合って生きていくことの大切さを子どもたちに伝えました。

古賀東小学校ランチミーティング 今日のメニュー

質疑応答も活発でした。この社会は多様な考えがあることを前提にみんなでお互いを理解しながら物事を決めていく大切さや、選挙や予算の仕組みについても。民主主義の意義が伝わっていたらうれしいですね。引き続き、主権者意識を育むべく、小中学校を回ります!

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古賀市商工会の主催による「新春のつどい」が開催されました。毎年恒例、商工会の皆さんに感謝します。挨拶では、古賀駅周辺の活性化や企業誘致の推進について申し上げ、鏡割りも務めさせていただきました。

「新春のつどい」鏡割り

さらに、期せずして抽選会の司会も仰せつかり、アナウンサー志望だった者として盛り上げるべく全力を尽くしました(笑) 多くの市民の皆さんと交流させていただき、ありがとうございました!

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15日夜は対話集会を小竹区で開催。古賀駅周辺開発のあり方、住民同士が地域の中でともに支え合う福祉の実現などのテーマで貴重なご意見をいただくことができました。ありがとうございました。

タウンミーティング小竹区

次回は1月27日(月)19時から谷山区公民館で開催します。

中村哲さんの追悼パネル展「中村哲さんの軌跡~その志を未来につなぐ~」を開催(1月21日)

アフガニスタン・パキスタンでの支援活動に長年取り組んでこられた中村哲さんのご功績と志を受け継ぐ追悼パネル展「中村哲さんの軌跡~その志を未来につなぐ~」を20日から古賀市役所市民ホールで開催しています。同所では2月3日まで、同4日からはリーパスプラザこがフォーラムに場所を移して開催します。

追悼パネル展「中村哲さんの軌跡~その志を未来につなぐ~」 追悼パネル展会場で
 
古賀西小学校出身であるなど古賀市で青少年時代を過ごされた中村さんの歩みを市独自の視点も取り入れ、構成。中村さんの志を受け継いだ古賀西小学校の子どもたちの活動も紹介しています。早速、市民の方がご来場いただき、新聞やテレビも取材にきてくださっています。
中村さんの歩み

2月11日には追悼トークを企画しました。市民の皆さんとともに、中村さんの志をこれからのまちづくりにつなげていきたいと思います。皆さん、よろしくお願いいたします。

【パネル展】
〇1月20日(月)~2月3日(月) 8時30分~17時、市役所市民ホール(平日のみ)
〇2月4日(火)~12日(水)9時~22時、リーパスプラザこがフォーラム(10日を除く)

【追悼トーク】
「中村哲さんを偲ぶ ~哲さんとの思い出を語る~」
日時 : 2月11日(火・祝)10時~
場所 : リーパスプラザこがフォーラム
話し手 : 元西南女学院中学校・高等学校校長 内山 賢次さん(中村哲さんの支援者)
聞き手 : 古賀市長 田辺一城

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また、広報こが「こがんと。」の最新号(2月号)が完成しました。こちらも中村哲さんを特集しています。表紙には中村哲さん直筆の「照一隅」の文字。ぜひご一読ください。

広報こが「こがんと。」2月号

移住・定住促進でシティプロモーション/コガジョ塾/対話集会 in 新原区(1月17日)

阪神大震災から17日で25年。あらためて過去の災害を振り返り、古賀市として地域防災力の強化を推進していく決意を新たにします。

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古賀市への移住・定住を促進するため、福岡県主催のフェアに参加しました。強く関心を持ってくださるご家族もいらっしゃり、シティプロモーションの良い機会になりました。

JR博多シティで13日に開催された「福岡県スマイルフェア」。県内の他の自治体さんと一緒に古賀市もブースを設置し、私からも魅力をプレゼンテーションさせていただきました。小中学校の原則すべてのクラスで35人以下学級を実現するなど子どもを大切にする取り組みや、都市近郊で自然に恵まれ、農商工が息づく魅力などをPR。もちろん、ラグビーW杯の福岡堅樹選手を育てた風土も申し上げました。

福岡県スマイルフェア 古賀市ブース 古賀市の魅力をプレゼンテーション

古賀市への移住・定住にご関心のある方は、いつでも市役所の経営企画課にお問い合わせください!

古賀いちばん 子がいちばん

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古賀市は女性が元気!「コガジョ塾」が古賀市の魅力を内外に発信する重大ミッション「古賀に恋しに来んね大作戦」を完了し、15日、メンバーの皆さんに感謝を申し上げました。

女性起業家「コガジョ」の皆さんが地元の魅力を発掘し、磨き、発信していく連続企画。有志の女性たち約20人が昨年から古賀市の魅力を探り、古賀市のデートスポットガイド「KOGA KOI MAP(コガコイマップ)」の作成やお見合いバスツアーなどを開催し、これからのまちづくりにつながる大きな成果になりました。宮崎県日南市の油津商店街の再生を手掛けた木藤亮太さんにも大きなサポートをいただき、感謝します。

「古賀に恋しに来んね大作戦」メンバーの皆さんに感謝

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14日夜、今年最初の対話集会を新原区で開催しました。県議時代から本当に多くの皆さんにご参加いただき、感謝します。

今年最初の対話集会 新原区

意見交換では、身近に実感いただいているからこその忌憚のないご意見ご要望が多くありました。新原・高木地区の開発の推進、農政の充実による農業者支援の展開など多くのテーマでやり取りさせていただきました。ありがとうございました!

新春の行事満載―出初式・成人式・記念駅伝・どんど焼き/古賀市は民法改正後も「成人式」は20歳(1月16日)

11日~13日は新春の行事が満載でした。

古賀市消防団と粕屋北部消防本部の合同出初式や、成人式と記念駅伝大会、どんど焼きなど、どの行事も地域の皆さんのおかげで素晴らしいものでした。

古賀市消防団と粕屋北部消防本部の合同出初式が開催されました。はしご乗りやまとい振り、一斉放水をはじめとした団員と署員の皆さんの勇壮な演技と規律ある確実な集団行動に、市民の皆さんも勇気づけられたと思います。
市長としての挨拶では、大規模災害が多発する中、古賀市の地域防災力のさらなる強化に向けてデジタル技術の導入なども含め消防活動の支援を検討していく考えを申し上げました。寒い中、皆さんお疲れ様でした。本年が災害のない一年となることを祈念しながらも、古賀市として発災を想定した危機管理を徹底していきます。

市消防団と粕屋北部消防本部の合同出初式 一斉放水披露

はしご乗り

成人式も素晴らしい式典でした。実行委員の皆さんによる企画・運営のご努力が伝わり、ラグビーW杯で大活躍した福岡堅樹選手からも激励のメッセージが寄せられるなど素晴らしい式典でした。市長としての挨拶では、新成人の皆さんに大人として社会の一員になることの意義、ともに次世代により豊かな社会をつなぐ責任について話しました。新成人の皆さん、社会は山あり谷ありです。ともに頑張りましょう!

実行委員の皆さんによる企画・運営 成人式会場

福岡堅樹選手から激励のメッセージ 市長あいさつ


出初式や成人式に先立ち、成人式記念駅伝大会も開催されました。今年47回目の伝統行事で、地域や企業などから34チームが参加。新成人の方も6人、市内を駆け抜けました。

成人式記念駅伝

古賀中学校グラウンドで開催されたどんど焼きには、多くの市民の皆さんが集まり、私たち一人一人の無病息災と地域の前進を共に祈りました。長年にわたり主催してくださっている古賀市商工会青年部の皆さんに感謝します。また、自治会単位で開催されている数少ない薦野区のどんど焼きにもお招きいただきました。今年一年、社会が平和で安定してほしいですね。

商工会青年部主催どんど焼き 薦野区どんど焼き

このほかにも、久保西区のもちつきや中川区の新年交流会、市身体障がい者福祉協会の新年会などに参加。今年もこうした機会に時間の許す限り伺い、対話と交流を起点にまちづくりを推進していきます。

久保西区もちつき

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2022年4月に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることに伴い、「成人式」を何歳で開催するか。古賀市は昨年3月、福岡県や九州の市町村の中でも先駆的に「20歳」で実施することを決定し、既に公表しています。今年の成人の日前後にメディアで関連記事が掲載されていたので、あらためて古賀市の立場を紹介します。

市長として、「私の時の成人式はどうなるのだろうか」といった若者やその保護者の皆さまの不安、美容や着物の需給などに関する事業者の皆さまの懸念などがあると認識していたため、地方自治体としては早期に意思決定することが責任であると考えました。

この判断までに、古賀市では若者を含む市民の皆さま、事業者の皆さまなどのお声を聴かせていただき、慎重に検討。その結果、①高校3年生に当たる18歳は進学や就職に向けた準備が多忙である②家庭(保護者)にも子どもが18歳の同時期は時間的制約や経済的負担がある③飲酒や喫煙など20歳のままのものも残る④美容室や貸衣装などの事業者にも大きな影響を与える――などの理由から、新成人やご家族、地域の皆さまに配慮しながら有意義な成人式を実施するため、「20歳」での実施を決めました。名称は「20歳のつどい(仮称)」などを検討しています。

なお、改正民法の施行後は、18歳を迎える皆さまに対し、成人としての心構えなどを含め、市としてのメッセージの発信や必要な情報の提供については行う方針です。


仕事始め―まちづくりにとって重要な一年に(1月6日)

古賀市役所は6日、仕事始め。2020年も市民の皆さんの生活向上のため、全力で取り組んでまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

古賀市役所仕事始めの式

2020年はこれからの古賀市のまちづくりにとって重要な一年になります。私たちを取り巻く多くの生活課題、地域課題を確実にとらえ、為さねばならぬことに着実にスピード感をもって取り組み、新たな発想も生かしながら、市政を運営していきます。

今、地方自治体は岐路に立っています。国家的課題であり、私たち市町村が直面する人口減少と少子高齢化の現実を受け止め、どのように持続可能なまちづくりを進めていくのか。本日の毎日新聞の社説もこのテーマで論じられ、「国も地方も人口減少自体は不可避であるという現実から目をそむけ、思考停止に陥りつつある」ことへの懸念が示され、地方自治の未来を拓いていくために「人口減少の現実に恐れずに向き合い、地域の暮らしを守り、住民参加で課題に取り組む」ことの重要性が説かれています。

古賀市は昨年から、2022(令和4)年度から10年間のまちづくりの指針となる第5次総合計画の策定をスタートさせました。「対話」と「交流」を起点にまちづくりを進めるため、全46行政区(自治会)に私自身が出向き、市民の皆さんの「声」を聴かせていただき、総合計画に反映させるタウンミーティング(対話集会)も開催しています。アンケート調査や庁内での現計画の達成状況の検証などにも取り組んでいます。あわせて、まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定も進めています。

私が市長就任後にお示しした「持続可能な都市に向けた経営方針」の理念を常に意識しています。「産業力」「子ども」「健康・安心」の大きく3つの柱と、これらの基礎となる「市民生活を支える基盤」の考え方に基づき、今年一年間も市民サービスの向上に努め、様々な政策と施策を展開していきます。
特に、JR古賀駅周辺開発や企業誘致の推進、農業の振興、観光・物産・情報発信の拠点機能形成、子育て支援や教育環境の充実、地域医療・介護体制の強化、障がい者福祉の推進、地域防災力の向上などにしっかりと取り組みます。さらに、2020年度中に地域公共交通網形成計画や公共施設等総合管理計画の個別計画を策定しなければならないといった課題もあります。西鉄宮地岳線跡地の整備、浜大塚線をはじめとする道路などのインフラの整備、環境保全と循環型社会の形成、国際交流と多文化共生の推進、性的少数者をはじめあらゆる立場の皆さんの権利保障、効率的で効果的な行政運営の仕組みづくりなどにも積極的に取り組んでいかなければなりません。
また、東京オリンピック・パラリンピックを好機ととらえ、ルーマニアのホストタウンとして福津市と連携した文化交流の促進や、ラグビーの福岡堅樹選手やバスケットの比江島慎選手のふるさととしての取り組みを展開し、スポーツ全体の振興につなげていくことも大切です。国史跡・船原古墳の保存と活用を進め、地域資源として生かすための検討を進めていきます。

そして、古賀市は私たち一人一人が大切にされる地域社会をめざします。この年末年始、フィンランドの34歳のサンナ・マリン首相がツイッターでつぶやいた言葉に感銘を受けました。以下に紹介します。
”The strength of a society is measured not by the wealth of its most affluent members, but by how well its most vulnerable citizens are able to cope. The question we need to ask is whether everyone has the chance to lead a life of dignity.” 英語は苦手で正確には訳せませんが、「社会の強さとは、裕福な人々の富ではなく、最も弱い(立場の)市民がどのようによりよく暮らしていけるかで測れる。私たちが問われるのは、誰もが尊厳ある人生を送るチャンスがあるかどうか」。こうした考えを念頭に置いてまちづくりに進めていくことが、誰もが幸せを実感し、自己実現を図れる地域社会につながっていくと確信します。

朝の仕事始めの式でも、こうしたことを職員に示し、「ワンチーム」で業務に取り組んでいく決意を共有しました。

その後、昨年末からスタートさせていた2020年度当初予算編成に向けた三役など幹部による査定の会議を再開。年始のご挨拶にきていただく方々も多く、新年の賀詞交歓会も連日のように予定に入ってきています。本格的な「始動」を実感する仕事始めの一日。あらためて、今年一年もよろしくお願いいたします。


あけましておめでとうございます―2020年を飛躍の年に!(1月1日)

新年あけましておめでとうございます。今年も私たちのふるさとの「前進」のために全力を尽くしてまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

「新年あけましておめでとうございます」

市長に就任して1年。私がまちづくりの「1丁目番地」に位置付けて進めているのが、JR古賀駅周辺の開発です。中心市街地の活性化は古賀市の長年の懸案でしたが、昨年11月14日、駅東口周辺の最大地権者であるニビシ醤油さまと協力の協定を締結しました。さらに、開発のイメージ図を初めて公表。「古賀駅周辺のにぎわい創出」の具体的な推進に向けた重要な転機となりました。ニビシ醤油さまに心から感謝を申し上げます。

この開発を進めるに当たり、古賀市が力を入れて取り組んできた「健康づくり」の観点も重視しています。「歩く」をキーワードに、心地よく開かれた場所に「商い」の機能を付与した回遊性のある空間形成をめざします。まちの魅力を発信する拠点機能も必要です。これらの実現を図るため、昨年8月に国土交通省の提唱する「ウォーカブル推進都市」にもなり、国との連携を強化しました。

子どもたちから人生の先輩方まで、誰もが気軽に歩いて回り、買い物などが楽しめる。新たな発想で仕事を生み出す起業がしやすい。そして、誰もが暮らしやすい住まいがある。開発エリアの真ん中には、古賀駅と生涯学習ゾーンをつなぐシンボルロードを設けています。これからこの整備構想はさらに具体的に検討していきます。

市政課題は山積しています。その解決に向けて、2022年から10年間のまちづくりの基本指針となる「総合計画」の策定作業が本格化しており、現在、全ての行政区でタウンミーティングを開催し、市民の皆さまと「対話」をさせていただいています。観光・物産・情報発信の機能を強化していくため、プロジェクトチームを立ち上げ、検討を進めています。企業誘致の促進を図るための土地利用の転換、地域公共交通網の形成、公共施設の管理・更新、超高齢社会のおける医療・介護体制の強化、子育て支援・教育環境の充実、障がい者福祉の推進……。枚挙にいとまがない古賀市を取り巻く課題を、財政状況が厳しくなりつつある中、ひとつずつ丁寧に、スピード感をもって取り組んでいます。

2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。古賀市出身でラグビーワールドカップでの大活躍が記憶に新しい福岡堅樹選手や、バスケットボール日本代表の比江島慎選手の活躍も期待されます。古賀市と福津市でホストタウンを務めるルーマニアの柔道選手団も応援していきましょう。

すべての市民の皆さまにとって、飛躍の2020年へ!みんなで力を合わせ、「オール古賀」で実り多い一年にしていきましょう!

鶴田加奈子様作「干支の置物と福岡堅樹選手のラガードールと



カテゴリ:General
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