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市長室ブログ

一般質問スタート―生理用品の無償配布、医療的ケア児、新型コロナワクチン接種など(12月10日)

古賀市議会定例会は本日、一般質問が始まりました。生理用品の無償配布、医療的ケア児の支援体制強化、韓国との友好交流促進、旧役場跡地への碑の建立、新型コロナワクチン3回目接種など盛りだくさん。答弁では新たな方針も示しました。

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まず、生理用品の無償配布。古賀市は女性の健康と尊厳を守ることを重視し、今年3月から市役所や小中学校などで配布しています。小中学校では全校のトイレに配備し、保健室の先生の「生理用品で困ったときは使ってください。体のことなど困ったことや心配なことがあったら、保健室に相談に来てくださいね」といったメッセージも添えています。

本日の答弁では、今後、リーパスプラザこが交流館などのトイレにも追加配備する方針をお示ししました。なお、経済的に厳しい方にとっては生理用品の配布だけで課題が解決するわけでなく、直接手渡す場面でその方の実情を把握し、具体的な支援につなげることが本来的に重要です。このため、窓口での配布を継続するとともに、配布場所や相談窓口カードの設置場所も増やします。

私がこの問題に取り組むことを決めたのは、経済的に厳しい状況への支援だけが理由ではなく、女性特有の生理の課題を社会全体で共有し、女性がより生きやすい、働きやすい社会にしていきたいと考えたからです。引き続きしっかりと取り組んでいきます。

医療的ケア児の支援体制の強化も提起されました。私は県議時代から医療的ケア児の支援に力を入れており、コロナ禍の当初には、器具の衛生状態を保つために不可欠な消毒液が不足した際、市が保有している手指消毒用アルコールジェルなどを医療的ケア児のご家庭にお送りしました。今年6月、国や自治体の支援が「責務」として明文化された医療的ケア児支援法の成立も受け、市立小中学校を希望されるお子さんを確実に受け入れられるよう、必要な看護師を配置する考えも教育委員会に伝えています。古賀市は2020年1月から、在宅の医療的ケア児の看護や介護を行う家族の負担軽減を図るためのレスパイト事業も実施しているところですが、今後、防災の観点も含め、さらなる支援の充実を検討していきます。

韓国との友好交流の促進もテーマに。古賀市の国史跡・船原古墳から朝鮮半島との関係を示す玉虫装飾馬具などの大量の遺物の発見を受け、今年1月、私が駐福岡大韓民国総領事館を訪問し、李熙燮(イ・ヒソプ)総領事と会談し、交流のきっかけをつくっています。そして、古賀市に隣接する新宮町の相島は江戸時代に朝鮮通信使をもてなした地として知られます。古賀市や福津市も接待のための食材などの物資、人員で関係していたとされ、こうした歴史も踏まえた広域連携の必要性を共有しました。

旧役場跡地への碑の建立も提案されました。古賀市はもともと青柳村、小野村、席内村でした。昭和13年4月、席内村が古賀町となり、昭和30年4月に古賀町、青柳村、小野村が合併して新たな古賀町が誕生。平成9年(1997年)10月に市制を施行して現在の古賀市になっています。この歩みのうち、青柳村と小野村の旧役場跡地には碑がありますが、席内村と古賀町の役場跡地に碑がありません。実は席内村役場はその場所も特定できていませんでしたが、今年、皇石神社の官民協働の調査で、神社内の額に席内村役場の地番が記載されていることが分かりました。こうしたことも踏まえ、本日の答弁で「歴史的事実として市民に伝えていくことは重要。市民に周知し、後世につないでいく手法として、旧役場跡地に碑を設置することも含め検討したい」と申し上げました。

新型コロナワクチンの3回目接種の申し込みについては、1・2回目接種の予約の際に、高齢者の皆さんから「接種日時や場所をあらかじめ決めてほしい」との要望をいただいており、8月1日までに2回目接種が終わった人に対し、予約設定希望調査を実施し、すべて市に一任すると希望されれば、接種日時や場所を設定しお知らせすることにしました。また、接種会場への移動支援も1・2回目接種と同様、避難行動要支援者のうち、接種会場までの交通手段の確保が困難な方に対するタクシー初乗運賃相当額の補助や、JR古賀駅とサンコスモ古賀間の無料バスを運行します。なお、身体の状況により接種場所に行くことができない人には、訪問等で接種できる体制を整えています。

このほか、様々な事情を抱える子育て家庭への支援の強化▽太陽光発電と蓄電池など再生可能エネルギーの利用促進▽AIオンデマンドバス導入など高齢者の移動手段の確保▽コロナ禍における防災訓練の実施と防災意識向上▽西鉄宮地岳線跡地の整備――もテーマになりました。ありがとうございました。今後の市政運営につなげていきます。

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