「一人暮らしの高齢者が急に亡くなり、家にペットが取り残されている」「飼っているペットの面倒をみてくれる人がおらず、入院できない」――。超高齢社会となり、深刻な問題として浮上しているのが高齢者とペットの飼育。実は一筋縄ではいきません。
高齢者福祉行政だけでも、犬や猫を扱う環境行政だけでも、介護事業者だけでも、この問題を解決できません。行政の部門を越えた横断的な連携、官民の連携、市民ボランティアとの連携を図る必要があります。そこで、古賀市は連携体制を構築し、「ペットと暮らすシニアの備えサポート」を新たに始めました。
福岡県内で初めての試み。県議時代から強い問題意識を持ち、市長としての公約にも盛り込んでいました。この間、市環境課の職員が中心となり、関係者との調整を図った結果、体制が構築できました。
この課題解決の肝は事前の備え。そこで、古賀市として「チェックリスト」を用意しました。地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネジャーなどが要介護・支援認定の高齢者の自宅を訪問する際、このリストを使ってペットに関する様々な事項を聞き取り、確認します。
急な入院などで世話ができなくなったときに誰に、どこに預けるのか、承諾は取れるのか。施設に入所することになり、ペットを最後まで世話できなくなったときに誰かに譲渡するのか、保護団体に有料で引き取ってもらうのか、保健所に頼むのか。そもそも、飼い主であるその人の家族・親族、ご近所との関係、自宅の生活環境は大丈夫なのか。
こうしたことを早期に把握し、環境課に連絡。職員が市民ボランティアの「古賀市わんにゃんサポーター(人と犬猫との共生社会支援サポーター)」の方々と一緒に高齢者宅を訪問し、いざというときのペットの預け先や譲渡先、動物病院やペットホテル、老犬老猫ホームなど動物関係事業者の情報提供、世話をしやすい環境づくりなどについてアドバイスします。その内容は連携する関係機関で共有します。
先行事例がほぼないため、手探りでスタートしていますが、既に個別にニーズをつかみ、対応を始めています。私たちの地域の安心した暮らしのため、しっかりと取り組んでいきます。
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福岡県知事選挙、服部誠太郎さんが当選されました。おめでとうございます。県議時代からお世話になってきた者として大変うれしく思います。
投開票日の11日夜、私も古賀市長として報告会場へ。服部新知事は「感謝」「責任」「絆」の3つの言葉を使い、決意を新たにしていました。副知事まで務めた行政経験を生かし、存分に手腕を発揮してください。古賀市は市民の皆さんの生活の向上のため、服部県政と共にまちづくりを推進していきます!
投稿者:【mayor2010】
2021年04月12日 13時53分
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