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市長室ブログ

市民の皆さまとの「共働」のための「情報共有」の重要性―市議会一般質問(3月22日=田辺)

 古賀市議会定例会の本会議が本日開かれ、一般質問が行われました。2人の市議の方からごご質問をいただき、真摯に答弁をさせていただきました。

田辺市長 田辺市長2

 市民の皆さまとともに「共働」でまちづくりを進めていくための行政のあり方について、貴重なご意見をいただきました。その大前提として、市民の皆さまと「情報の共有」を図っていかなければなりません。市まちづくり基本条例でもこのことをうたっています。
 この日の答弁では、私の市政運営の基本理念である「みんなで力を合わせ、まちづくりを進めていく」ことについて、あらためてお示ししたうえで、「私たち一人一人が当事者意識を持ち、様々な課題について認識を共有できるようにすることは非常に大切であると考えており、今後、政策づくりや予算編成過程に市民の皆様が関われる仕組みを速やかに検討してまいりたい」と申し上げました。平成31年度の当初予算案の公表に際して、これからのまちづくりの概念図とわかりやすい概要資料を新たに作成、公開したのは、こうしたことを念頭に置き、「予算の見える化」の第一歩として取り組んだものです。(資料はこちら)
 また、市長に就任以降、この市長室ブログやSNSなどで日々の市政の動きをできる限り発信するよう努めており、メディアに対する市政情報の発信もこれまで以上に積極的に行っています。20日に公表した「10連休中の『特別休日保育』の実施」についても一部メディアが報じてくれました。(特別休日保育の詳細についてはこちら)
一方、共働の実現のためには、まちづくり基本条例の第9条に「市民等、議会及び行政は、信頼関係の構築のため、情報共有の推進に努める」とうたっているように、市民の皆さまがこうした「市が発信する情報」を積極的に受け取っていただくことも必要です。市民の皆さまと行政の双方向のコミュニケーションが図れるよう、今後も努力していく決意を申し上げました。

 河川や海岸の愛護についてもご質問をいただきました。子どもも大人も、だれもが遊びたくなる川の環境づくりとして、平成23年度から県の事業を活用し、大根川の旧河道(市役所裏)で親水空間整備を進めています。これについては、九州大学のご協力もいただき、市民の皆さまが参加するワークショップ形式で、人と自然とが共存し、憩える水辺づくりを一緒に考えながら進めてきました。私も県議時代から関わっていますが、事業を引き続き推進していく考えをお示ししました。また、私もできる限り参加している大根川クリーンネットの皆さまが中心となった一斉清掃や、海岸の一斉清掃を行う「ラブアース・クリーンアップ」といった取り組みに感謝し、「今後も、市民、地域、企業、行政が相互に連携した環境保全活動の環を全市的に広げていきたい」と申し上げました。

 男女共同参画、男女がともに能力を発揮できる社会づくりについては、「古賀市男女平等をめざす基本条例」や「第2次古賀市男女共同参画計画」等に基づき取組を進め、審議会などの女性委員の割合が40%を超え、女性起業家が誕生するなど一定の成果が挙がっています。しかし、平成27年度に実施した市民・事業所意識調査では、「男は仕事、女は家庭を守る」といった固定的性別役割分担意識について「賛成」が「反対」を上回っており、男女共同参画の理念が広く浸透しているとは言い難い状況です。私も共働きで子育てをしている者として、こうした状況は変えていきたいと思い、活動してきました。そのため、「今後も、男女はもちろん誰もが家庭、学校、職場、地域社会において人権が等しく尊重され、対等な立場であらゆる活動に積極的に参画でき、互いに個性を認めあい、支え合う社会の構築に取り組んでまいります」と申し上げました。

 古賀市の魅力を引き出し、広域的な観光振興を図っていく重要性についてのご提起もありました。古賀市は、海・山・川の豊かな自然に恵まれ、薬王寺温泉、国史跡・船原古墳に加え、「食のまち」として食品工業団地の直売所、コスモス広場、いちご狩りをはじめとした観光農園など、魅力的な観光資源が多くあります。また、「食の祭典」や「なの花まつり」、「JRウォーキング」などの季節に合わせたイベントが行われています。これらを最大限生かすためには、私は宗像市や福津市、糟屋郡などの近隣市町との連携を重視しています。この日の答弁では「世界文化遺産に登録された『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群をはじめ、それぞれの地域の魅力ある資源を広域的につなぎ、地域全体の振興を図っていくことが必要」との考えを申し上げました。また、このブログでも既に報告していますが、台湾をはじめ海外へのトップセールスも始めており、インバウンドの拡大に向けて、古賀市の魅力をさらに発信すべく、一層力を入れていく考えをお示ししました。

 超高齢社会の中で移動手段を確保するため、市内の公共交通網の充実・強化のご提案もいただきました。古賀市では、市民の皆さまの移動手段を確保するため、西鉄バス古賀市内線に補助を行うとともに、公共施設等連絡バス(コガバス)を運行しています。平成31年度は西鉄バス古賀市内線の充実(系統の振り替え)を図り、コガバスについても、バス停の増設や便数の増加、路線の変更等を行い、利便性の向上を図っていきます。また、市内にお住まいの70歳以上の方々を対象に、西鉄バス古賀市内線及びコガバスが100円で乗車できる「70歳お出かけバス事業」や、重度障がい者の方々を対象にタクシーの基本料金を助成する「福祉タクシー料金助成」を実施。このほか、花鶴丘3丁目区では「お出かけサポート」事業、高田区・筵内区・薦野清滝地区では「お出かけタクシー」事業により住民の移動支援に取り組んでいただいており、こうした制度も継続してまいります。さらに、平成31年度は、将来にわたって持続可能な公共交通体系の確立をめざし、地域公共交通網形成計画の策定に着手します。
福祉の側面から、市社会福祉協議会に指定管理している介護予防支援施設「しゃんしゃん」について、利用者さんの買い物支援などのための送迎を検討していることも明らかにしました。

このほかにも多くのご提起をいただきました。ありがとうございました。今後の市政運営につなげてまいります。

田辺市長答弁

   □

 古賀市議会の予算審査特別委員会も本日開かれ、ご審議いただいていた平成31年度の当初予算案について可決をしていただきました。心から感謝を申し上げます。


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