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市長室ブログ

快生館100年のその先へ―地方創生の「場」と「人」(1月30日)

快く働き、快く生きる。

薬王寺温泉の老舗旅館をリノベーションし、新たな時代の生き方・働き方を追求する共創拠点に生まれ変わった快生館。このたび国土交通省の地域づくり表彰と、総務省のふるさとづくり大賞をダブル受賞というご評価をいただいたことを受け、この5年間の公民連携の「軌跡」を共有するシンポジウムを開催しました。古賀市内外から多くのご参加に感謝いたします。

地方創生は、多様な人たちが交流する「場」が必要であり、その場で人と人をつなぎ、コミュニケーションの実効性を高めることでコミュニティを成立させる「人材」が求められます。新型コロナウイルス禍という危機を契機としてプロジェクトを展開してきたこの5年間、ハードとソフトの両面から、働き方改革や企業誘致、移住定住に加え、二地域居住促進と関係人口創出を図ってきました。

特に、新たな営みが地域に根差すことを大切にしてきました。人口減少とコミュニティ希薄化の中で、地域の歴史や風土、文化を次代につないでいくためにどう関係を紡いでいくのか。運営を受託してくださったSALTさんのご尽力で、地元の皆さんとの信頼関係が築かれてきました。地元の薬王寺自治会の三輪さん、近隣の旅館・鬼王荘の原田さんや古賀駅西口商店街のノミヤマ酒販の許山さん、古賀市商工会の藤井会長からは心温まる動画メッセージをいただきました。

企業やオンラインワーカーの働く場としての利用だけでなく、政府や自治体、議会、民間企業・団体などの視察・訪問も多く、古賀市を中心とした国内外の人的ネットワークを拡大してきたと実感します。

こうしたご縁もあり、シンポジウムでは、ANAホールディングス執行役員(未来創造室長)の津田佳明さんから人口減少社会における二地域居住と関係人口の重要性(人口のシェア)について、福岡地域戦略推進協議会(FDC)事務局長の石丸修平さんからは世界における福岡都市圏の観点から古賀市のポテンシャルの高さについてお話しいただきました。また、入居企業のAsian Bridge執行役員の松田悠さんからは、新たな雇用を生み出して地域課題を解決している実践、SALTの相良彩乃さんからは多様な人材が交差している現場の日常を報告していただきました。私からも今回の事業を総括し、「場」をつくる、「人」をつなぐ、「価値」を生む戦略などを説明しました。古賀市PR大使の森田菜月さんによるInstagram中継もありがたかったです。


快生館シンポジウム1  快生館シンポジウム2


ANAホールディングス執行役員(未来創造室長)の津田佳明さん  福岡地域戦略推進協議会(FDC)事務局長の石丸修平さん


Asian Bridge執行役員 松田悠さん  SALTの相良彩乃さん


古賀市PR大使の森田菜月さん


そして、SALT代表の須賀大介さんは、登壇者の皆さんと私も交えたパネルディスカッションの中で、快生館のような「場」の時代的な意義について、私たちが生きていくうえでの人と人のコミュニケーションの重要性や、暮らしの「余白」の大切さに触れながら、100年を超える歴史を刻んできた快生館で新たな価値を生み出してきた背景を語られました。そこに込められた思いを聴き、とても心強く感じました。


パネルディスカッション1  パネルディスカッション2


パネルディスカッション3  パネルディスカッション4


DX、シェアリングエコノミー、公民連携による共創の地域づくり。快生館の営みがひとつのモデルとしてご評価いただけていること、そして、この営みにご尽力いただいている全ての皆さんに心から感謝いたします。この歩みをこれからのまちづくりにもつなげ、持続可能な未来を拓いていきたいと思います。

   ◇

施政方針演説の原案の原案(の原案?)の執筆、ひとつの関所を越えました。市長就任以来、私自身が全文の構成を考え、執筆しています。もちろん各課から素材は集めますが、経営理念、大方針に基づき何をするのか分かりやすく伝えるには、自ら書くのが一番。

とはいえ、1万字超なので集中力が必要ですね。

執筆の最中に飛び込んできた朗報が、名作ドラマ「虎に翼」の映画化。ちなみに、今年度の施政方針演説の「おわりに」には「虎に翼」を登場させていました。

9.おわりに

「You are so amazing」の旋律と歌詞、そして歌声は、私たち一人一人の人生を肯定し、包摂し、前を向いて生きていくための希望を抱かせてくれます。作詞・作曲は森優太さん、歌うのはスコットランドのバンド「ベル・アンド・セバスチャン」のスチュアート・マードックさん。昨年9月までの半年間放送されたNHKの連続テレビ小説「虎に翼」のメインテーマ曲であり、古賀市がめざす「すべての人」が生きていきやすいまちづくりの思いに通じます。

Every step and every choice of your life will make you shine
すべての歩みとすべての選択があなたの人生を輝かせる

特に、主人公の佐田寅子の夫・優三が先の大戦で出征する際に使われたその場面は強く印象に残りました。米英などと戦った80年前の戦場に出向く夫と妻の別れのバックに流れるのが、現代の英国の歌手が歌う優しさあふれる楽曲というシンクロナイズ(同期)に驚かされ、感動したのを鮮明に覚えています。そして、さらに驚いたのが、森さんへのインタビューから制作秘話を報じた新聞記事でした。

「すべての人生を、優しく全肯定する。そんなサウンドを模索していたら、思いがけなく歌ができた。その歌が、ずっと憧れていたマードックの声で胸の中に流れ始めた。『せっかくの大舞台。理想にこだわってみよう』。ネットでマードック本人のエージェントのサイトを見つけ、『ずっとファンです』と思いの丈をつづった文章を添えて曲を送ってみたところ、『楽譜をください』との返信が届いた。『どういうこと?まさか、歌ってくれるってこと?』。1カ月後にはリモートでのレコーディングが実現。すべてが夢のようだった」(朝日新聞令和6年9月7日付夕刊)

まずやってみること、挑戦すること。確固たる理念を共有すること。そうすれば、夢がかない、未来が拓ける。先の大戦を経て成立し、「虎に翼」に通底して流れていた憲法第14条の法の下の平等の理念、そして、そのメインテーマ曲の成立の前提となった挑戦する姿勢を大切にしながら、戦後80年の節目の年も全力でまちづくりを進めていく決意を新たにします。既に市長2期目の後半に入りました。令和7年度も、市民の皆さま、市議会の皆さまのご理解とご協力、ご支援をお願い申し上げ、施政方針といたします。

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