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市長室ブログ

認知症になっても自分らしく生きていける社会へー「希望大使」の丹野智文さん講演(10月16日)

認知症になっても自分らしく生きていける社会へ。


認知症の当事者で厚生労働省の「希望大使」を務める丹野智文さんを古賀市にお迎えし、講演会を開催しました。多くの市民の皆さんが参加し、笑い声やうなずきが交錯する温かな時間になりました。これに先立ち、私との対談も。こちらは広報こがや公式
YouTubeチャンネルで追って公開します。


講演会1  講演会2


対談1  対談2


丹野さんは若年性認知症の当事者としての経験、生き方を明るく前向きにユーモアも交えながら笑顔で語ってくださいました。話を聴きながら何度も感じたのは「認知症になっても『その人らしさ』を失わずに生きていくことができる」という確かな希望です。


「認知症だからといって何もできないわけではない。支援はうれしいが、できないことだけサポートしてほしい。先回りして、できることまで奪わないでほしい」「認知症になっても人生を諦めたくない。応援してほしい」。特に印象に残った言葉です。


丹野さんは、スマートフォンを活用して予定やメモを管理し、日常生活を工夫しながら送っています。「認知症でも普通に生活しているんですよ」と語る姿に勇気をもらいました。その言葉の一つ一つが、支援する側とされる側という枠を超え、「共に生きる社会」のあり方を問いかけてくれました。


対談3


今回、あらためて「支援とは何か」を深く考えるきっかけになりました。支援とは相手のすべてを引き受けることではなく、できないことを支え、できることを尊重すること。当事者の力や思いを信じ、寄り添う関わり方が求められていると感じます。


誰もが安心して暮らせるまち、認知症になっても自分らしく生きられるまち、そしてお互いを支え合えるまちへ。来年度当初予算編成に向けた基本方針である市長メッセージには以下の文章を盛り込みました。これからのまちづくりにつなげていきます。


認知症と共に生きる。認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、当事者本人や家族の声を政策につなげ、寄り添い、その人が「できること」をサポートする支援体制をつくります。そのために、令和6年施行の認知症基本法に基づく「新しい認知症観」を市民の皆さまに広げると共に、人材育成、地域包括支援センターや医療機関との連携強化、認知症カフェの開設拡大などに取り組みます。

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