8月9日、長崎原爆の日。
長崎市で開催された平和祈念式典と平和首長会議に参加しました。世界で核兵器使用のリスクが急速に高まる中、核兵器廃絶に向けた決意を新たにするとともに、都市自治体の役割をあらためて考える非常に有意義な時間になりました。古賀市の平和教育の取り組みも発信できました。
平和祈念式典の9日、長崎市は朝から激しい雨でしたが、始まる頃には上がりました。午前11時2分、黙とう。平和祈念像を見上げながら、核兵器を二度と使用させてはならないとあらためて強く思いました。石破総理のご挨拶も、広島に続き自らの言葉で紡がれ、総理の思いが伝わるものでした。
そして、平和首長会議の記念総会と関連行事。
私は、「平和文化の振興」の会議の「平和教育」のセッションで、スピーカーを務めました。東京都日野市の古賀壮志市長、ドイツ、英国、メキシコの方々からもそれぞれの取り組みが報告され、私自身とても刺激になりました。
私からは、戦後80年が経過し、戦争の記憶が急速に風化する中、戦争体験を「追体験」する重要性を伝えました。私の原体験として、祖父母から聞いた戦争体験、新聞記者として取材した原爆をテーマとした作品もある映画監督の吉田喜重さんの信念もお話しし、参加者の皆さんに共感していただけました。
古賀市で青少年期を過ごし、パキスタン・アフガニスタンで活動した中村哲氏(1946-2019)の志と功績を伝えるため、古賀西小学校の児童が絵本を作成したことを紹介。古賀市内の全ての小中学校と教育支援センター、市役所に被爆クスノキを植樹し、日常生活に「象徴」が溶け込むことで、自然に平和を意識できる環境をつくっていることも説明しました。
そして、最後に紹介したのが、中村哲さんが私たち古賀市民に伝えてくれたこと。
「一隅(いちぐう)を照らす」
2016年8月6日、古賀市の「みんなの人権セミナー」で中村哲氏にご講演いただいた時の言葉です。「私にとっての一隅はアフガンだった。世界中の人がそれぞれの一隅を見つけて、その一隅を照らせば、世界中が照らされる。それが、きっと世界平和につながる」とのメッセージは、古賀市の平和行政につながっています。
セッションは予定時間を大幅に超過。終了後も交流させていただき、とても有意義でした。
平和首長会議の会場には古賀市のブースも設置させていただき、中村哲さんの絵本と被爆クスノキ2世の写真パネルを展示しました。たまたま私がいる時に友人の森澤恭子・品川区長が立ち寄ってくれました。
スケジュールの合間、山王神社の大クスも訪ねました。古賀市の被爆クスノキ2世はこの木の種から苗木が育てられています。
さらに、NHK長崎が古賀市の被爆クスノキ2世の植樹をニュースで特集してくれました。こちらをぜひご覧ください。
https://www.nhk.jp/p/ts/XRZ1MQV4NP/blog/bl/pl4BYo2J4e/bp/pZR6adMGJZ/
政治の最も重要な責務は人権保障。最大の人権侵害が戦争であり、平和の追求は「私たち一人一人を大切にすること」であるという原点を忘れず、核兵器廃絶と世界の恒久平和をめざしたい。その決意を新たにしました。
投稿者:【mayor2010】
2025年08月13日 17時26分
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