山本カヨさんが古賀市で講演!
KBC「ドォーモ」やFBS「ナイトシャッフル」などの超おなじみ番組で活躍され、特に福岡・九州の皆さんの知名度は抜群。お引き受けいただき、感謝感激です。
古賀市はジェンダー平等を推進し、誰もが生きやすい社会をめざしており、今回は6月28日に開催した男女共同参画フォーラムの企画。レポーターやタレントとして取材などを通じて多くの方々と出会ってきた経験から、男女や障がいのあるなしに関係なく、みんなで助け合い、支え合い、生きていける社会づくりの大切さをお伝えいただきました。
特に「ドォーモ」で放送された妊娠から出産までのドキュメンタリーは、私たち世代以上では記憶に鮮烈に残っています。賛否両論、反響がすごかったものですが、講演ではその背景、当時の思いも。
また、何事も先駆けてチャレンジしていくことの重要性、人間関係が様々な局面で生きることも学ばせていただきました。YouTube全盛の今のような状況でない時からインターネットテレビに参画。全国の芸能人の皆さんとの積極的な親交に裏打ちされた「友だち大切にするとよ」との言葉は、参加した子どもたちにも伝わったはず。たくさんの笑いもあり、さすがのトークで楽しい時間でした。
カヨさんと私のご縁をつないでくれたのは、古賀市の佐々木自動車工業の佐々木社長で講演前日にもカヨさんと会ってくださり、当日もご参加。さらには、福岡高校の先輩でもあるKBCの森君夫社長とのつながりもあり、森社長とはこの日夜のアビスパ福岡古賀市応援デーで私が一緒になり、なんか引き寄せまくりでした。
カヨさん、ありがとうございました!
また、フォーラムでは、講演に先立ち、ジェンダー平等社会をめざして活動されている「輝きKOGAびと」として古賀市民オーケストラさんと、標語(一行詩)で選ばれた小中高校生の皆さんを表彰させていただきました。ありがとうございました。
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自治体の環境行政では稀有なプロジェクトを始めました。
持続可能な社会をつくるため、環境に配慮したビジネスの展開が求められます。ただ、それぞれの企業経営の中で何をすればいいのか、つかむのが難しい現実がある。そこで、多くの企業、金融機関、様々な団体、行政、市民がつながる公民連携の「脱炭素経営支援プラットフォーム」を構築。7月1日、公表しました。
https://koga-zc-challengers.jp/
脱炭素推進も、GX×DX、シェアリングエコノミー、公民連携による共創。多くの企業が立地する古賀市だからこそ先駆けることができると考えました。この3年余り、準備を進め、古賀市独自に「脱炭素経営カルテ」をつくり、多様な支援メニューもあります。伴走型で脱炭素経営の実現を支えます。全国的にも極めて珍しく、環境省にもご注目いただいています。
以下、HPにも掲載している私のご挨拶全文です。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けた、歴史的な挑戦がいま、本格的に動き始めています。
福岡県古賀市では、令和3年11月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、温室効果ガス排出量の実質ゼロ、いわゆるカーボンニュートラルの達成をめざして取り組んでいます。地球温暖化がもたらす気候変動は、台風や集中豪雨、猛暑、干ばつ、海面上昇などの形で私たちの生活に重大な影響を及ぼしつつあります。いまこそ、地域として未来へ責任ある行動を選び、将来世代に持続可能なまちを手渡していくべき時です。
このような認識のもと、本市では令和6年度から今後10年間の施策や取組の基本的な方向を示す「第3次古賀市環境基本計画」および「第2次古賀市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」に基づき、脱炭素社会の実現に向けて取り組みを推進しているところです。これらの計画では、温室効果ガスの排出実態を精査した上で、削減目標を定め、2050年カーボンニュートラルの達成をめざし再生可能エネルギー等のエネルギーへの転換、省エネルギー対策、気候変動適応策など、総合的な対策を講じていきます。
しかし、脱炭素の取組は行政だけで推進できるものではありません。民生、産業、運輸、廃棄物など、社会のあらゆる部門からの排出を削減していくには、市内の企業の皆さまの積極的なご協力が欠かせません。
こうした背景から本市は、新たに産業・経済分野における脱炭素化を支援する仕組みとして、令和6年度に環境省のモデル事業の採択を受け、本市のまちづくりの理念に掲げる「公民連携」による「古賀市脱炭素経営支援プラットフォーム」を構築いたしました。
このプラットフォームは、市内で事業を営む企業や支援機関の皆さまと行政が連携し、脱炭素経営に関する情報提供、相談対応、セミナーの開催、マッチング支援、さらには脱炭素に関する地域課題を解決する連携事業の創出などを目的とした交流・支援の場です。特に、初めて脱炭素経営に取り組む企業の方々にとって、第一歩を踏み出すための伴走支援ができるよう心がけて運営してまいります。
また、本市には自然・歴史・産業が調和した豊かな地域資源があります。九州自動車道や国道3号線といった交通環境、医療・福祉・教育の連携が進む生活基盤、地域に根差した企業の皆さまがそれぞれの立場で地域経済と雇用を支えています。
こうした多様な企業の力が結集し、脱炭素への取り組みを進めていくことは、地域の価値をさらに高める大きな原動力となります。消費者の環境意識の高まりや、サプライチェーン全体における脱炭素化への要請、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の拡大など、社会全体が大きく変わる中で、環境に配慮した経営は新たな競争力の源泉です。ぜひ企業の皆さまには、環境への取組をビジネスチャンス、経営戦略の一環として積極的に位置づけていただきたいと願っております。
今後、プラットフォームでは、相談対応等のみならず地域企業間の連携事業の提案など、発展的な活動を推進してまいります。最新情報はこのホームページに随時掲載いたしますので、ぜひ継続してご覧いただき、積極的にご活用ください。そして何よりも、企業と行政が対等なパートナーとして共通の目標に向かって歩みを進めていく、このプラットフォームに参画された皆さまの声こそが、今後の本市の脱炭素施策の実効性を高める礎となります。
結びに、カーボンニュートラルの実現と経済成長を同時にめざすGXは、まさに世代を超えた挑戦であり、その起点は確実に地域にあります。本プラットフォームが本市の企業の皆さまにとって有益で実践的なものとなるよう、そして古賀市全体として環境・経済・暮らしの好循環を生み出し、脱炭素社会実現に向けた地域の未来の一助となるよう、市としても全力で取り組んでまいります。ぜひ多くの企業、団体の皆さまにご登録いただき、それぞれの立場で力を発揮していただければと願っています。
今後とも、皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年7月
古賀市長 田辺 一城
投稿者:【mayor2010】
2025年07月02日 15時38分
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