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環境測定データ集(河川水質調査)

1.調査目的

この調査は、古賀市内を東西に流れる2本の2級河川の水質調査を実施することにより、河川水質の状況を経年的に把握し、河川水質の保全に活用することを目的とします。

2.調査実施月日:下記の4回

  1. 令和5年5月23日
  2. 令和5年9月12日
  3. 令和5年12月5日
  4. 令和6年2月28日

3.調査箇所

図1に示す下記の大根川水系7箇所、中川2箇所の合計9箇所。


調査地点


大根川水系
No.1:高柳橋(谷山川と青柳川の合流箇所)
No.2:太郎丸橋(大根川の太郎丸橋上流)
No.3:熊鶴橋(大根川の熊鶴橋上流)
No.4:外輪崎橋(米多比川の外輪崎橋上流)
No.5:樋門田橋(谷山川と薬王寺川の合流箇所)
No.6:新谷山橋(谷山川上流)
No.7:するめだ橋(青柳川の小竹地区)
※No.1〜No.7は河川環境基準としてA類型に指定されている


中川水系
No.8:中川橋(中川下流)
No.9:松原橋(中川中流)
中川は河川環境基準が設けられていない

4.水質調査項目:下記の7項目

表1に各調査項目の説明をします。


生活環境の保全に関する環境基準が設けられている検査5項目
「pH(水素イオン濃度)」「DO(溶在酸素量)」「BOD(生物化学的酸素要求量)」「SS(浮遊物質量)」「大腸菌数」


流入海域の富栄養化等の影響調査を目的とする検査2項目
「全りん」「全窒素」


表1:調査項目の説明
調査項目 測定意義概要
pH 水中の水素イオン濃度を指数で表したもの。pH=-Iog[H+]
pH1〜14で表す。7が中性、7より低い側が酸性、7より高い側がアルカリ性を示す。日本の河川のpHは通常7.0前後である。水稲に適したpHは 6.0〜7.5である。工場廃水等からアルカリ性物質や酸性物質などが河川等に混入した場合、pHが変化する。そのため、pHを測定することにより、水に何らかの異常が起こったことが確認できる。
DO DO(溶存酸素)とは、Dissolved Oxygenの略称で、水中に溶けている酸素である。酸素の水への溶解量は、気圧、水温、及び塩類濃度が影響する。
水槽(1・)の水には、水温20度とすると酸素が6.6リットル/・溶けている。
人為的汚染のない河川は7.5mg/L以上のDOが存在する。農業用水のDOが5mg/L以下であると、根腐れ病等の障害を起こす。
環境保全上の基準として、臭気を生じさせない限界として2mg/L以上とされている。
BOD BOD(生物化学的酸素要求量)とは、Biochemical Oxygen Demandの略称である。
好気性微生物が、水中に含まれる有機物質を20度5日間で分解する際に、有機物の量に対応して消費された溶存酸素の量をmg/Lで表したものであり、河川等の有機物汚染の代表的指標として用いられている。
SS SSとは水中に懸濁(浮遊)している固形物でSuspended Solidの略称であり、水の濁りを表す指標として用いられる。
河川においてSSが25mg/L以下であれば、主として水産生物の正常な生育環境が維持され、50mg/L以下であれば魚類へい死等の被害を防止される。
大腸菌数 令和3年度までは「大腸菌群数」を調査していたが、水質汚濁に係る環境基準の改正が行われ、令和4年度からは「大腸菌数」を調査することとなった。環境基準が設定された当時は簡単に大腸菌だけを調べる方法がなかったため、大腸菌群数がふん便汚染の指標として採用されていた。ふん便由来の大腸菌以外の自然由来の菌も検出されることが問題となっていたが、現在は簡便な大腸菌の培養技術が確立されていることから改正となった。大腸菌数に用いる単位はCFU(コロニー形成単位(Colony Forming Unit))/100mlとし、大腸菌を培地で培養し、発育したコロニー数を数えることで算出する。
全りん
(T-P)
りん化合物には、りん酸態りんや有機性りんなどがあり、これらを全て合わせたものを全りんという。りん化合物も窒素化合物と同様にプランクトンの異常増殖をもたらす物質の1つであり、赤潮の主な原因と考えられている。
全窒素(T-N) 窒素化合物には、有機性窒素、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素などがあり、これらを全て合わせたものを全窒素という。水中に窒素化合物が多く含まれているとプランクトンの異常増殖の原因となり赤潮が発生する場合が多くなる。

このページに関するお問い合わせ先

環境課
環境整備係
電話:092-942-1127
Eメール:kankyo@city.koga.fukuoka.jp


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