古賀市役所

　　認知症、知的障がい、精神障がいなどの理由で、ひとりで決めることが心配な方々は、財産管理

　（不動産や預貯金などの管理、遺産分割協議などの相続手続など）や身上保護（介護・福祉サービス

　の利用契約や施設入所の契約締結など）などの法律行為をひとりで行うことがむずかしい場合があり

　ます。このような不安や心配のある人、判断能力が不十分な方々を保護し、お手伝いする制度です。

　法定後見制度

　　法定後見制度は、認知症・知的障がいなどによりすでに判断能力が不十分な方に対して、家庭裁判所

　が適切な支援者を選び、本人を支援する制度です。

　「判断能力が不十分」といっても段階があり、本人の能力に応じて3つの類型（後見・保佐・補助）に

　よってそれぞれ支援してもらえる内容が異なります。
　どの類型になるかは、医師の診断書や支援機関の情報等をもとに、家庭裁判所が判断します。

　　〇類型について

　　　後見・・・判断能力が全くない人

　　　保佐・・・判断能力が著しく不十分な人

　　　補助・・・判断能力が不十分な人

　　〇申立てができる人

　　　本人、配偶者、4親等内の親族、市区町村長など

　　　申立てをする人がいない場合は、市区町村長が行うことがあります。

　　〇成年後見人が選任されるまでの流れ

　　　窓口や申立てに必要な書類、費用につきましては福岡家庭裁判所のホームページ をご覧ください。

　任意後見制度

　　ひとりで決められるうちに、あらかじめ本人自らが選んだ「任意後見人」に、自分の代わりにして

　もらいたいことを「任意後見契約」で決めておく制度です。

　任意後見契約は、公証人の作成する公正証書によって結ぶものとされています。

　　〇費用および手続きの流れ

　　　詳しくは日本公証人連合会のホームページ をご覧ください。

　　〇法定後見制度・任意後見制度のことを詳しく知りたい方

　　　厚生労働省「成年後見はやわかり」 をご覧ください。