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令和8年9月5日(土)リーパスプラザこがにおいて、古賀市秋季戦没者追悼式を開催しました。
戦後81年を迎えた今年は約60人の方が参列され、先の大戦における戦没者に哀悼の誠を捧げるとともに平和を祈念いたしました。

本日ここに、戦没者ご遺族並びにご来賓各位、市民の皆さまのご列席のもと、古賀市秋季戦没者追悼式を挙行するにあたり、市を代表し、謹んで式辞を申し上げます。
先の大戦が終わりを告げてから、本年で八十一年を迎えました。昨年、戦後八十年という大きな節目に際し、この場で申し上げた思いは、一年を経た今も何ら変わるものではありません。
祖国の安寧を願い、愛する家族を案じながら戦地に赴き、尊い命を落とされた方々、また戦後、遠く異郷の地で亡くなられた方々のことを思うとき、深い悲しみとともに、その犠牲の重みが胸に迫ってまいります。私たちが今日享受している平和と繁栄は、こうした方々の尊い犠牲と、ご遺族の長きにわたるご労苦の上に成り立っているものです。戦没者の皆様に謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、ご遺族の皆様に心から敬意を表します。
戦争は最大の人権侵害であり、一人ひとりの自由と幸福を根こそぎ奪い去るものです。私たちはここに不戦を誓い、個人の尊厳が守られ、平和と安定が続く社会の実現をめざして歩みを進めていく決意を新たにしなければなりません。
私自身は祖父母やその世代の皆さんから戦争の過酷な体験を直接聞くことができました。しかし、こうして体験者の声に触れ、追体験する機会は、年を追うごとにいよいよ失われていきます。だからこそ、私たちは追体験できる「最後の世代」であることを自覚しなければなりません。
平和とは何かを考え、自ら行動し、次代へ確実につないでいく。この責務を、深く心に刻みたいと存じます。戦争の記憶を風化させてはならない。この決意は変わることはありません。
世界に目を向けますと、平和への脅威は過去のものではなく、今この瞬間も私たちの目の前に存在しています。長期化するロシアによるウクライナ侵略、パレスチナ問題に端を発するガザ地区の深刻な人道危機に加え、アメリカとイランをめぐる緊張の高まりは、中東地域のみならず世界全体の不安定化を招いています。
こうした国際的な緊張は、エネルギー価格の高騰や物価上昇を通じて、私たち古賀市民の日々の暮らしにも確かな影響を及ぼしています。平和とは、遠い国の出来事ではなく、私たち自身の生活そのものです。
さらに、大国の指導者による核兵器使用の示唆や、排外主義的風潮の拡大は、被爆国に生きる私たちにとって決して看過できるものではありません。核兵器の非人道性を深く胸に刻み、その使用が示唆されることすらあってはならないということを、ここに確認しておかなければなりません。
古賀市は、非核・恒久平和都市として、平和首長会議や日本非核宣言自治体協議会に加盟し、平和行政の推進に力を尽くしてまいりました。
昨年は「被爆・戦後80年」をテーマに「戦争と平和を考える月間」として各種事業を実施し、市民の皆様とともに平和の尊さを考え、学び、語り合いました。この歩みは節目の年だけのものではなく、たゆまず続けていくべきものです。
小中学校においては、被爆者の方から直接体験談を聞く機会を設け、修学旅行で被爆地を訪れ、全ての学校で被爆クスノキ2世を育て、核兵器なき世界をめざす平和教育を通じて、子どもたちに戦争の実相と恒久平和の意味を伝え続けています。被爆者の方の生の声に触れることは、子どもたちの心に深く刻まれ、平和の尊さを次代へとつなぐかけがえのない機会となっています。一人ひとりの小さな行動の積み重ねこそが、平和な世界への確かな歩みであると信じます。
古賀市は、このきわめて厳しい現実を直視し、対立と分断を煽るのではなく、他者を包摂することを前提とし、市民、議会、行政が世界恒久平和の実現に向けて知恵を出し合い、力を合わせ、誰もが平和で安心して暮らせる世界を古賀市から築いていくことをあらためて決意し、今ここにお誓い申し上げます。
結びにあたり、戦没者の御霊の安らかならんことを心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様の今後のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、追悼の辞といたします。
令和八年九月五日
古賀市長 田辺 一城

本日、令和8年度古賀市秋季戦没者追悼式が執り行われるにあたり、謹んで追悼のことばを申し上げます。
先の大戦において、祖国の平和を願い、愛する家族を案じつつ、心ならずも戦場に倒れられた戦没者の方々、また、国の内外において戦禍に遭われ戦争の犠牲となられた戦災死没者の方々の御無念に思いを馳せますとき、戦後八十一年を経てもなお深い悲しみが胸に迫ってまいります。謹んで哀悼の誠を捧げます。
最愛の肉親を失われた御遺族の皆様におかれましては、今日まで、癒えることのない深い悲しみに耐えながら、その御遺徳を偲び、故人を顕彰し、そして、互いに励まし合って、苦難を乗り越えてこられました。改めて敬意を表します。
戦後の失意と困窮の廃墟の中から立ち上がり、たゆまぬ努力によって築き上げ、今日私たちが享受しているこの国の平和と繁栄は、戦没者の方々の尊い犠牲の上にあることを、私たちは片時たりとも忘れてはなりません。
戦後、我が国は一貫して、平和を希求する国家として歩んでまいりました。
一方、世界に目を向けると、ロシアのウクライナへの軍事侵略をはじめ、各地で深刻な事態が発生し、多くの人々が戦火に倒れ、傷つき、また、国内外での避難生活を余儀なくされています。
私は、多くの人々の命を奪い、あたりまえの日常を破壊する「戦争」を決して認めることはできません。戦争の惨禍を二度と繰り返さない、この信念を貫くとともに、戦争の記憶を風化させず、その悲惨さや平和の尊さといった教訓を次の世代にしっかり引き継ぎながら、恒久平和に向け、世代を超えて努力を続けていかねばなりません。
私は、この平和なふるさとを懸命に築いてこられた先人の皆さんの強い思いを深く心に刻み、県民誰もが安心してたくさんの笑顔で暮らすことのできる福岡県にしていきますことを、ここに固くお誓いいたします。
結びに、戦没者並びに戦災死没者の方々の御霊(みたま)の安らかならんことを、そして、御遺族の皆様方の御健勝と御多幸をここから祈念いたします。
令和八年九月五日
福岡県知事 服部 誠太郎
(代読 福岡県福祉こども政策部保護・援護課長 瀧澤 明也)

本日ここに、戦没者ご遺族のご列席を得て、令和八年度、古賀市秋季戦没者追悼式が挙行されるに当たり、古賀市議会を代表し、謹んで追悼のことばを申し上げます。
終戦から八十一年という月日が経過しました。改めて、その歴史の重みを厳粛に受け止め、平和の尊さを深く胸に刻む次第でございます。
先の大戦では、三百万余の尊い命が失われました。犠牲になられた方々のご冥福を、心からお祈りいたしますとともに、祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら戦場に散華された多くの方々に、また、最愛のご家族や肉親を失われ、今日までの長きにわたり、鮮明なる記憶と共に、筆舌に尽くしがたい深い悲しみに耐え抜いてこられたご遺族の皆様に対し、改めて、衷心より、敬意と感謝の念を捧げます。
私たちが、今日の平穏な生活を享受できますのも、戦没者の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、決して忘れてはなりません。
焦土と化した我が国における、復興までの苦難の歴史を直視する時、この間の教訓を深く胸に刻み、戦争の惨禍を二度と繰り返さないという、決然たる誓いを貫かなければなりません。
この一年を振り返りましても、ロシアによるウクライナへの侵攻は依然として終息の兆しが見えず、また中東におきましても、新たな軍事的緊張が生じるなど、世界情勢は一層、混迷の度を深めております。
今を生きる世代はもとより、これからを生きる世代のために、争いのない未来を切り拓いていくことこそ、私たちに課せられた使命であると思います。
戦争のない平和な社会を希求する多くの人々の願いを忘れず、地域経済の発展と住民福祉の向上を図っていくことこそが、戦争で犠牲になられた方々に応える、私たち議会に課せられた責務であると確信をいたしております。
結びに、すべての御霊の御前にあって、その安らかならんことを、そして、ご遺族の皆様方のご健勝、ご多幸を心からご祈念申し上げ、追悼のことばといたします。
令和八年九月五日
古賀市議会 議長 渡 孝二

令和8年度古賀市主催秋季戦没者追悼式が執り行われるにあたり、戦没者遺族の一人として謹んで追悼の言葉を申し上げます。
先ずは戦没者の皆様にお詫び申し上げます。古賀市遺族会は、本年3月をもって解散しました。
会員の高齢化が進む中、社会の状況変化もあり次世代への継承ができず、会員半減し、遺族会活動の継続は困難と判断し残念な報告をすることになりましたこと、申し訳なく思います。
永年にわたり市長をはじめ、関係部署の皆様には多大なご支援・ご協力賜りましたこと深く感謝申し上げます。引き続き今後もよろしくお願いします。
さて、先の大戦終結から81年が過ぎました。この間、世界各地で戦争・紛争が繰り返される中で、日本は平和を享受することが出来ました。これも戦没者の皆さまに見守り頂いたおかげと感謝する次第であります。
世界に目を向けると、大国の指導者が、身勝手としか思えない新たな争いをおこし、問題解決のためには戦争も選択肢の一つとばかりに力による支配を強め、法秩序をないがしろにする姿に恐怖を覚えます。道元のことば、愚人一人出(いで)来れば、先賢のあと廃(すたる)るなりと云う言葉を思い浮かべます。
今だけ、お金だけ、自分だけの強欲資本主義が蔓延している中、更に自国だけの利益追求は争いを生むだけで、過去数千年に及ぶ相互不信を積み重ねてきた結果、安全保障のジレンマと呼ばれる軍拡競争を生み、人類の平和を壊そうとしています。
戦争ほど愚かで、人を不幸にするものはないと思いますが、今は戦争を起こさせない様、理念を共有できる国と連携し抑止力の向上を図り、平和を維持する必要があります。
シベリアに9年間抑留され、現地で病死された山本幡男さんの遺書に、日本民族こそは将来東洋・西洋の文化を融合する唯一の媒介者、東洋のすぐれたる道義の文化、人道主義をもって世界文化再建設に寄与し得る唯一の民族である。どこまでも真面目な、人道に基づく自由・博愛・幸福・正義の道を進んで呉れ最後に勝つものは、道義であり、誠であり、まごころである。
家族にあてた遺書ですが、私には国民に向けたものとも思えます。みんなの幸せが自分の幸せと言う「分かち合い」の精神が世界平和につながると思います。難しいことですが世界全体で、今までの生き方を一旦リセットし、過去の憎しみや恨みは水に流して人類全体の共存を目指すことが急務となっています。
日本の未来と世界平和に対してたしかな希望を持ちたいものです。
本日は、多くのご来賓の参列のもと、かくも厳かに追悼式を挙行していただき心から感謝申し上げます。
結びに、戦没者の御霊の安らかならんことを心からお祈りし、ご参列の皆様のご健勝・ご多幸を祈念し、追悼のことばといたします。
令和8年9月5日
戦没者遺族 青柳 徹

追悼式を執り行うにあたり、衆議院議員宮内秀樹様、福岡県議会議員𠮷田健一朗様よりメッセージを頂きましたので、掲載させていただきます。


古賀市では、先の大戦の戦没者を追悼し、御遺族の心情を慰めるとともに、世界の恒久平和を祈念するために、「令和8年度古賀市秋季戦没者追悼式」を開催します。
日時
令和8年9月5日(土)午前10時受付 午前10時30分開式
場所
リーパスプラザこが多目的ホール(〒811-3103 福岡県古賀市中央2丁目13−1 )
主催
古賀市
参加資格
どなたでも
(参加者全員による献花をお願いしております)
参加費用
無料(会場までの交通費は自己負担)
福岡県では、先の大戦における戦没者等の方々に追悼の誠を捧げるとともに、平和を祈念するために開催する福岡県戦没者追悼式に参列する遺族を募集しています。
日時
令和8年8月15日(土)
11時50分~
場所
福岡県立福岡武道館(福岡市博多区東公園8番3号)
主催
福岡県
参加資格
先の大戦における福岡県出身の戦没者及び一般戦災死没者の遺族で本県に居住している方。(三親等以内の親族を優先)
※ 参列遺族全員の献花を予定しております。
参加費用
無料(会場までの交通費は自己負担)
申込先
古賀市福祉課福祉政策係(電話:092-692-1871)
申込期限
令和8年5月29日
福岡県では、先の大戦における戦没者等の方々に追悼の誠を捧げるとともに、平和を祈念するために開催する全国戦没者追悼式(政府主催)に参列する遺族を募集しています。
日程
令和8年8月14日(金)から8月15日(土)まで(1泊2日)
追悼式会場
日本武道館(東京都千代田区北の丸公園2番3号)
参加資格
次の1から3のすべての要件を満たす方
1.先の大戦における戦没者、一般戦災死没者及び原爆死没者の遺族で、福岡県にお住まいの方
2.この事業の全行程に十分耐えられる体力を有し、規律ある団体行動がとれる方
3.県内の遺族の代表者としてふさわしい方
参加費用
旅費の一部補助あり(差額は自己負担)
申込先
古賀市福祉課福祉政策係(電話092-692-1871)
申込期限
令和8年5月29日(金)
福祉課(サンコスモ古賀内)
福祉政策係
電話:092-692-1871