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※令和7年度古賀市秋季戦没者追悼式を開催しました。(2025/09/09公開)
※令和7年度古賀市秋季戦没者追悼式の詳細を公開しました。(2025/03/12公開)
※令和7年度福岡県戦没者追悼式、令和7年度全国戦没者追悼式の詳細を公開しました。(2025/07/01追記)
令和7年9月6日(土)リーパスプラザこがにおいて、古賀市秋季戦没者追悼式を開催しました。
今年は土曜日開催ということもあり、式では、小学生を含む約60人の方が参列され、先の大戦における戦没者に哀悼の誠を捧げるとともに平和を祈念いたしました。
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本日ここに、戦没者ご遺族並びにご来賓各位、市民の皆さまのご列席のもと、古賀市秋季戦没者追悼式を挙行するにあたり、市を代表し、謹んで式辞を申し上げます。
先の大戦が終わりを告げてから、本年で八十年という大きな節目を迎えました。
祖国の平和と発展を願い、愛する家族を案じながら戦地に赴き、尊い命を落とされた方々、また戦後、遠く異郷の地で亡くなられた方々の御霊を思うとき、深い悲しみとともに、その尊い犠牲の重みが胸に迫ってまいります。
私たちが今日、当たり前のように享受している平和と繁栄は、戦争で命を落とされた方々の尊い犠牲と、ご遺族の長きにわたるご労苦の上に築かれたものです。この事実を、私たちは片時も忘れてはなりません。
戦没者の皆様に謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、ご遺族の皆様に心から敬意を表します。
戦争は、最大の人権侵害です。一人ひとりの自由を奪い、幸福の追求を阻むものです。私たちはここに、不戦を誓い、個人の尊厳が守られ、平和と安定が続く社会の実現をめざして歩みを進めていく決意を新たにしなければなりません。
私自身は祖父母やその世代の皆さんから戦争の過酷な体験を直接聞くことができました。しかし、今後は体験者の方々から直接その実相を聞き、追体験する機会は失われていきます。
だからこそ、私たちは追体験できる「最後の世代」であることを自覚する必要があります。あらゆる努力をもって、私たち自身が正しく記憶を継承し、平和とは何かを考え、自ら行動し、平和を次代に引き継ぐという、課せられた責務を今一度、深く心に刻むべき時です。
戦争の記憶を風化させてはならない。
これまでも、古賀市は非核・恒久平和都市として、平和首長会議や日本非核宣言自治体協議会に加盟し、平和行政の推進に力を尽くしてきました。
今年は特に「被爆・戦後80年」をテーマに、「戦争と平和を考える月間」として、市民の皆様が平和の尊さを共に考え、学び、語り合う機会となる各種イベントを挙行しました。
小中学校においては修学旅行で被爆地を訪れ、全ての学校で被爆クスノキ2世を育てるなど、核兵器なき世界をめざす平和教育を通じて、次代を担う子どもたちに戦争の実相と恒久平和の意味を伝える取組みを継続しています。
しかし、世界では、ロシアによるウクライナ侵略、パレスチナ問題に端を発するガザ地区の深刻な人道危機、大国の指導者による核兵器使用示唆、排外主義的風潮の拡大など、戦争の悲劇とそのリスクは過去のものではなく、今この瞬間も続いています。
古賀市はこのきわめて厳しい現実を直視し、対立と分断を煽る勇ましさではなく、他者の包摂を前提とし、市民、議会、行政が世界恒久平和の実現に向けて不断に努力し、力を合わせ、誰もが平和で安心して暮らせる世界を実現していくことを、今ここにお誓い申し上げます。
結びにあたり、戦没者の御霊の安らかならんことを心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様の今後のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、追悼の辞といたします。
令和七年九月六日
古賀市長 田辺 一城
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本日、令和七年度古賀市秋季戦没者追悼式が執り行われるにあたり、謹んで追悼のことばを申し上げます。
先の大戦において、祖国の平和を願い、愛する家族を案じつつ、心ならずも戦場に倒れられた戦没者の方々、また、国の内外において戦禍に遭われ戦争の犠牲となられた戦災死没者の方々の御無念に思いを馳せますとき、戦後八十年を経てもなお深い悲しみが胸に迫ってまいります。謹んで哀悼の誠を捧げます。
最愛の肉親を失われた御遺族の皆様におかれましては、今日まで、癒えることのない深い悲しみに耐えながら、その御遺徳を偲び、故人を顕彰し、そして互いに励まし合って苦難を乗り越えてこられました。改めて敬意を表します。
戦後の失意と困窮の廃墟の中から立ち上がり、たゆまぬ努力によって築き上げ、今日私たちが享受しているこの平和と繁栄は、戦没者の方々の尊い犠牲の上にあることを、私たちは片時たりとも忘れてはなりません。
現在、ロシアのウクライナへの軍事侵攻をはじめ、世界各地で深刻な事態が多発し、多くの人々が戦火に倒れ、傷つき、また、国内外での避難生活を余儀なくされています。
こうした世界情勢のなかにあっても、わが国は戦後一貫して、平和を重んじる国家として歩んでまいりました。昨年のノーベル平和賞においては、日本被団協が受賞され、私たちにとっても極めて意義深いものと考えております。戦争の惨禍をニ度と繰り返さない、この信念を貫くとともに、戦争の悲惨さ、平和の尊さを、次の世代にしっかり引き継いでいかなければなりません。
私は、この平和なふるさとを懸命に築いてこられた先人の皆さんの強い思いを深く心に刻み、県民誰もが安心してたくさんの笑顔で暮らすことのできる福岡県にしていきますことを、ここに固くお誓いいたします。
結びに、戦没者並びに戦災死没者の方々の御霊の安らかならんことを、そして、御遺族の皆様方の御健勝と御多幸を心から祈念いたします。
令和七年九月六日
福岡県知事 服部 誠太郎
(代読 福岡県福祉労働部保護・援護課 課長補佐 林 幹雄)
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本日ここに、戦没者のご遺族のご列席を得て、令和七年度、古賀市秋季戦没者追悼式が挙行されるにあたり、古賀市議会を代表し、謹んで追悼のことばを申し上げます。
本年、終戦から八十年という大きな節目に際し、改めて、その歴史の重みを厳粛に受け止め、平和の尊さを深く胸に刻む次第でございます。
先の大戦では、三百万余の尊い命が失われました。
犠牲になられた方々のご冥福を、心からお祈りいたしますとともに、祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら戦場に散華された多くの方々に、また、最愛のご家族や肉親を失われ、今日までの長きにわたり、鮮明なる記憶と共に、筆舌に尽くしがたい深い悲しみに耐え抜いてこられたご遺族の皆様に対し、改めて、衷心より、敬意と感謝の念を捧げます。
私たちが、今日の平穏な生活を享受できますのも、戦没者の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、決して忘れてはなりません。
焦土と化した我が国における、復興までの苦難の歴史を直視する時、この間の教訓を深く胸に刻み、戦争の惨禍を二度と繰り返さないという、決然たる誓いを貫かなければなりません。
現在の国際情勢は、ロシアによるウクライナ侵攻を始め、パレスチナ問題など、多くの不安定要素を抱える中にあります。
今を生きる世代はもとより、これからを生きる世代のために、争いのない未来を切り開いていくことこそが、私たちに課された使命であると思います。
戦争のない平和な社会を希求する多くの人々の願いを忘れず、地域経済の発展と住民福祉の向上を図っていくことが、戦争で犠牲になられた方々に応える、私たち議会に課せられた責務であると確信しています。
結びに、すべての御霊の御前にあって、その安らかならんことを、そして、ご遺族の皆様方のご健勝、ご多幸を心からご祈念申し上げ、追悼のことばといたします。
令和七年九月六日
古賀市議会 議長 渡 孝二
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令和7年度古賀市主催秋季戦没者追悼式が執り行われるにあたり戦没者遺族を代表し 謹んで追悼の言葉を申し上げます。
先の大戦終結から80年の歳月が流れました。
この間、世界各地で戦争・紛争が繰り返される中で、日本は平和を享受することが出来ました。これも戦没者の皆様に見守り頂いたおかげと深く感謝する次第であります。
戦没者の皆様の犠牲の上に、戦後復興がなされ繁栄を謳歌することが出来ましたが、その後の政策失敗・精神文化の劣化により三流国への道を転がり落ちているように思えてなりません。
戦争ほど愚かで、人を不幸にするものはないと痛切に思いますし人権侵害の最たるもので決して許されるものではありませんが、長い歴史の中で積み重ねられた相互不信が軍拡競争につながっており、人の営みを楽にするはずの発明品が、大量破壊兵器に転用され脅威が増え続けています。
近隣の独裁国家が覇権主義を強め、軍事侵攻を実行・画策している中で領土は戦争で勝ち取るものという思いで一貫しているように思えます。
アメリカでは自国第一主義を叫ぶ帝王型の大統領出現で当然と言えば当然ですが、自国は自国で守るもの、他国の面倒はみないと言い出すだろうし、アメリカの凋落を見据えた安全保障体制の見直しも迫られます。
各国が、自国第一主義に走り、お金だけ、今さえ良ければよい、自分さえ良ければいいとする風潮が強くなれば、新たな紛争を引き起こすことを危惧します。
宮沢賢治は言いました 「世界が全体幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」
みんなの幸せが自分の幸せと言う精神が世界平和につながると思います。
難しいことですが世界全体で、今までの生き方を一旦リセットし、
宗教や歴史的一切の恨みつらみは放棄し人類全体の共存を目指さなければ滅亡への道をひた走るだけとなるように思います。
栄枯盛衰は世の常 精神性豊かな若い世代の出現を期待し、失われた30年を糧として日本の国も人も、絶滅の危機から脱し、再び繁栄の道を築いていけるよう どうかお守り下さいと祈るばかりであります。
本日は、多くのご来賓の参列のもと、かくも厳かに追悼式を挙行していただき心から、感謝申し上げます。
結びに、戦没者の御霊の安らかならんことを心からお祈りし、ご参列の皆様のご健勝・ご多幸を、祈念しまして追悼のことばと致します。
令和七年九月六日
古賀市遺族会会長 青柳 徹
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追悼式を執り行うにあたり、衆議院議員宮内秀樹様、福岡県議会議員𠮷田健一朗様よりメッセージを頂きましたので、掲載させていただきます。


古賀市では、先の大戦の戦没者を追悼し、御遺族の心情を慰めるとともに、世界の恒久平和を祈念するために、「令和7年度古賀市秋季戦没者追悼式」を開催します。
日時
令和7年9月6日(土)午前10時受付 午前10時30分開式
場所
リーパスプラザこが多目的ホール(〒811-3103 福岡県古賀市中央2丁目13−1 )
主催
古賀市
参加資格
どなたでも
(参加者全員による献花をお願いしております)
参加費用
無料(会場までの交通費は自己負担)
福岡県では、先の大戦における福岡県出身の戦没者、一般戦災死没者の方々を追悼するとともに、平和を祈念するため「福岡県戦没者追悼式」を開催します。その追悼式に参列する遺族を募集しています。
日時
令和7年8月15日(金)11時50分から
場所
福岡県立福岡武道館(福岡市中央区大濠1丁目1番1号)
主催
福岡県
募集人数
700人
参加資格
先の大戦における福岡県出身の戦没者及び一般戦災死没者の遺族で本県に居住している方。(三親等以内の親族を優先)
※ 参列者として決定した方以外は、当日、追悼式会場には入場できません。
※ 参列遺族全員の献花を予定しております。
参加費用
無料(会場までの交通費は自己負担)
申込先
古賀市福祉課福祉政策係(電話:092-692-1871)
申込期限
令和7年5月30日(金)
募集は終了しました
東京の日本武道館で開催される、全国戦没者追悼式(政府主催)に参列する遺族を募集しています。
先の大戦の記憶を風化させることなく次の世代へ継承していくためにも、若い世代(18歳未満)の遺族の参列も募集しています。
福岡県から遺族代表団として団体で参列します。日程は2日間(1泊2日)、県職員等が遺族代表団員の皆様を引率します。
日程
令和7年8月14日(木)から8月15日(金)まで(1泊2日)
・全国戦没者追悼式は、8月15日(金)11時51分開式
・8月14日(木)については未定
・宿泊は、東京都内ホテル
追悼式会場
日本武道館(東京都千代田区北の丸公園2番3号)
募集人数
後日おしらせ
参加資格
次の1から3のすべての要件を満たす方
1.先の大戦における戦没者、一般戦災死没者及び原爆死没者の遺族で、福岡県にお住まいの方(申し込み多数の場合は、三親等以内の親族を優先します)
2.過去に全国戦没者追悼式に参加したことのない方
3.全行程に十分耐えられる体力を有し、団体行動をとれる方
参加費用
旅費の一部補助あり(差額は自己負担)
申込先
古賀市福祉課福祉政策係(電話092-692-1871)
申込期限
令和7年5月30日(金)
募集は終了しました
福祉課(サンコスモ古賀内)
福祉政策係
電話:092-692-1871