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国内初の金銅製歩揺付飾金具出土 船原古墳遺物埋納坑(ふなばるこふんいぶつまいのうこう)

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古賀市谷山のほ場整備に伴う谷山北地区遺跡群の発掘調査で、金銅製馬具一式が発見されました。古代ロマンの謎が解き明かされていく予定です。

金銅製歩揺付飾金具(こんどうせいほようつきかざりかなぐ)

船原古墳遺物埋納坑から出土した金銅製歩揺付飾金具は、六角形の透かし入りの金属板と、その上に幾何学的に配置された複数の歩揺付金具が組み合わされています。このような華やかで美しいデザインはこれまでに出土例がありません。
複雑でとても壊れやすいため、従来の発掘技術を用いた方法では取り上げることは難しく、X線CTスキャナによる確認を前提として、周囲の土ごと取り上げました【下左写真参照】。九州歴史資料館の協力によりX線CTスキャナで撮影したところ、中央にある柱状の棒のようなものから、傘のように枝分かれしている様子がわかりました【下中央写真参照】。この枝の先端に花びら形の薄い金銅板(こんどうばん)(歩揺)が吊り下がっていたと推測されます。

金銅製歩揺付飾金具 周囲の土ごとの発掘
九州歴史資料館提供写真
  金銅製歩揺付飾金具 X線CTスキャナ撮影
九州歴史資料館提供写真
  金銅製歩揺付飾金具 復元予想図
九州国立博物館による復元予想図

船原古墳遺物埋納坑の位置

平成8(1996)年、古賀市谷山において、7世紀前後に築造された船原古墳群3号墳の発掘調査が行われました。平成24年からの調査で発見された船原古墳遺物埋納坑はこの船原古墳石室入口から約5m西に位置します。遺構は位置関係からこの船原古墳群3号墳に関連したものと推定され、また、調査区域内における古墳時代の遺構の分布が古墳周囲に限定されることも、この古墳との関連を裏付けています。下の写真、赤い○で囲われている場所に船原古墳遺物埋納坑があります。

船原古墳遺物埋納坑の位置

船原古墳群3号墳とは…


3号墳石室墓道完掘状況
3号墳石室墓道完掘状況
径20mの、古賀市域では最大クラスの古墳です。当時の周辺の首長の墓と考えられます。横穴式石室はベンガラ(赤色の顔料)で彩色した巨石を用いた装飾古墳でした。盗掘を受けたため出土品は少なかったのですが、金銅製の装飾品が発見され、葬られた人物の地位の高さがうかがい知れます。

船原古墳遺物埋納坑の主な出土遺物と出土位置

船原古墳遺物埋納坑の主な出土遺物と出土位置
1 鉄製壺鐙(てつせいつぼあぶみ) 9 馬鈴、金銅製歩揺付飾金具(こんどうせいほようつきかざりかなぐ)
2 金銅装鞍(こんどうそうくら) 10 金銅製歩揺付飾金具(こんどうせいほようつきかざりかなぐ)
3 金銅製辻金具(こんどうせいつじかなぐ)、金銅装鏡板付轡(こんどうそうかがみいたつきくつわ) 11 蛇行鉄器(だこうてっき)、金銅鏡板付装轡(こんどうそうかがみいたつきくつわ)
4 弓群 12 蛇行鉄器(だこうてっき)、鉄鏃(てつぞく)束
5 馬冑(ばちゅう) 13 金銅製歩揺付飾金具(こんどうせいほようつきかざりかなぐ)
6 挂甲(けいこう) 14 金銅製鈴、金銅製金具
7 鉄鏃(てつぞく)束 15 金銅製雲珠(こんどうせいうず)、金銅製辻金具(こんどうせいつじかなぐ)、金銅製鈴、金銅装心葉形杏葉(こんどうそうしんようがたぎょうよう)
8 銅鈴 16 鉄鎌、鉄製鋤先(てつせいすきさき)

赤:有機質遺物青:金銅製品、黒:鉄製品

谷山北地区遺跡群発掘調査馬具埋坑 資料



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