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市長室ブログ

小児がん治療で定期予防接種の抗体を失った子どもの「再接種」に助成へ(2月26日=田辺)

 25日公表した平成31年度(2019年度)の当初予算案について、本日の各紙朝刊で報じられています。記事の中でも触れられている予防接種の再接種への助成について補足して説明します。

 白血病の治療に伴う骨髄移植や小児がん治療の過程で、治療前に受けた定期予防接種の抗体が失われた子どもたちが、予防接種の「再接種」を受ける際、福岡県古賀市として独自に助成する制度を新たに創設する方針について、25日の記者会見で明らかにしました。平成31年度(2019年度)の前半にも制度を始めるため、当初予算案に盛り込みました。福岡県がん感染症疾病対策課によると、県内60市町村で初めて(福岡市も新年度予算案に計上)。全国では名古屋市や大阪市などが既に制度を設けています。

 小児白血病や小児がん等に罹患し、骨髄移植手術や抗がん剤治療を受けると、それまでに予防接種で獲得した抗体が失われ、再接種が必要になります。しかし、国の現行制度では最初の定期接種が無料でも、再接種が必要になった場合は任意接種扱いとなり、費用は全額自己負担となります。定期接種は1回の接種費用が概ね1万円前後で、必要な再接種を全て受けると20万円ほどかかることになり、経済的負担が大きいと言えます。がん患者を支える家族の経済的、身体的な負担が大きいうえに、こうした予防接種の制度上の欠陥がさらに当事者の負担を大きくしてしまっている現状は改善しなければなりません。

 そこで、古賀市として、こうした特別の事情による再接種の費用について、独自に助成する方針を決めました。市議会の皆様にご了承いただければ、制度を創設して運用していきます。

 なお、再接種について、福岡県では古賀市が最初の自治体のひとつになりますが、全国の市区町村では独自に助成する制度を創設する動きが既にあります。さらに、大阪府が今年度から府内市町村の助成制度創設を促進するため、再接種費用を助成する府内の市町村に対し、府として補助する事業を始めています。福岡県には、制度創設を促すための市町村への補助事業の実施を求めていきたいと思います。

 古賀市では、白血病の有効な治療法とされる骨髄移植を推進するため、市独自で既に骨髄ドナー助成制度を運用しており、今回の予防接種の再接種への助成はこうした取り組みの延長線上にあります。引き続き、命を守り、一人一人を大切にする取り組みを進めてまいります。

   □

 新たに自衛隊に入隊する古賀市の若手の皆さんの激励会が22日、家族会の皆様の主催で開かれました。私は市長として、これまでの新聞記者や県議としての経験を踏まえ、国民の生命と財産を守り、国際平和のためにご尽力いただき、大規模災害時には救助救援活動に当たっていただいている自衛隊の皆様のご尽力に感謝しながら、古賀市からの入隊は誇りであるとの思いを込めて激励しました。

自衛隊入退激励会

 なお、私は県議時代は防衛議員連盟に所属していました。基地などの現場で話を聞き、装備や訓練も見せていただいています。

   □

 古賀ば元気にするバイ!!NPO法人・九州プロレスさんが4月14日(日)に古賀市民体育館でイベントを開催します。古賀市と古賀市教育委員会が後援。開催に先立ち、理事長の筑前りょう太さんと桜島なおきさんが古賀市役所にいらっしゃいました。

九州プロレスさん

 皆さん、お楽しみに!


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