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古賀市立地企業インタビュー

ベンチャー精神を胸に、古賀市からグローバルに挑む


今後の展望を熱く語る隈扶三郎社長

古賀工業団地に立地し、新社屋を開設するなど勢いのある株式会社西部技研の代表取締役社長 隈扶三郎(くまふみお)氏に、古賀市の利便性や今後の展望についてインタビューしました。


なぜ、古賀市に立地したのですか
 移転先の候補地を選定していた際、国道3号に直接アクセスできる利便性を考慮して現在の場所を選定しました。
 古賀工業団地は立地の利便性はもとより、多様な産業が集積しています。そのため、部品製造などにおいて協力会社を得やすく、大きなメリットになっています。また、古賀インターチェンジが近く、福岡空港や博多港にアクセスしやすいのもポイントでした。


海外展開も積極的ですね
 ㈱西部技研は、業務用空調機や大気汚染防止の機器類を開発・販売しています。シェアは国内にとどまらず、スウェーデン・アメリカ・中国にも工場を持ちグローバルに事業展開しています。特に中国での事業は好調で工場拡張もしており、まだまだ伸びしろがあると感じております。古賀市からアジア諸国へのアクセス性は非常に優れていて、上海までであれば日帰り出張も可能です。東京に行くよりも近く、国内出張と同じ距離感でビジネスができますね。


従業員さんの暮らしぶりについてはいかがですか
 1995年に古賀市に工場を建設して以来20数年が経過しました。古賀市は暮らしやすいと、古賀市に住まいを持つ社員がかなり増えてきたと感じます。職場と住居の距離が近いと、ワークライフバランスの面でもメリットがあると思います。また、古賀市は待機児童「0」なので、子どもを保育所等に預けやすいのです。これは、働く者にとって大きな安心感につながっています。ライフイベントで休職していた女性社員の職場復帰にも役立っています。


健康経営にも力を入れているようですね
 当社は、社員の健康管理・健康経営に取り組むようにな りました。きっかけは、当社にある55歳以上のベテラン職員を対象とした「55倶楽部(ごーごーくらぶ)」という集まりでの会話からでした。55倶楽部での話題や研修テーマは、多くが「健康について」でした。ベテラン社員の多くは疾病や健康上の不安を持ちながら仕事をしていたのです。
 そこで、若い社員にも早いうちに健康の重要性を気づかせるため、全社的に健康づくりに取り組もうと思い立ったわけです。自社内での講習会開催、ウォーキングイベント、近隣の企業や市役所と共同で「歩く王決定戦(※P.5参照)という健康コンペに取り組むなど、さまざまな角度から健康経営をめざしています。


2月には新社屋も稼働開始しましたね
 2018年2月に「西部技研イノベーションセンター(SIC)」を本社に近い工業団地内に増設して稼働開始しました。私たちは常に研究者でありたいという創業者の精神をたいせつにしています。SICは創業時から続く「研究者としてのベンチャー精神」を追い求める姿勢を具現化した象徴的な場所なのです。また、当社のビジネススタイルは、お客様との対話の中で商品開発し、提供するというソリューションビジネスの形態に変化してきました。そこで、この施設を起点としてオープンイノベーションの形で顧客や大学などと連携しながら研究開発したいという希望を持っています。
 なお、開設にあたっては、市の「企業立地促進条例」のメニューにある固定資産税3年間免除の支援を受けます。このような市の支援制度があることは、事業の積極展開をするために非常に助かっています。


株式会社西部技研 プロフィール
 1965年会社設立。オリジナリティ溢れる技術により、全熱交換器やデシカント除湿機、VOC濃縮装置といった画期的製品を世に送り出している。1995年に社屋を福岡県古賀市に建設。ダイバーシティ経営企業100選(2015年)、「女性が輝く先進企業」内閣府特命担当大臣表彰(2015年)、中小企業優秀新技術・新製品賞優秀賞(2017年)など受賞多数。

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