古賀市役所

背景色変更

文字サイズ

市長室ブログ


新年度がスタート―辞令交付式と市役所の体制強化/スマイルフェスティバル(4月1日)

令和6年度(2024年度)がスタート!

古賀市役所の桜も咲き始めました。それぞれ環境の変化があると思いますが、自分を大切に、周りに思いやりを持って、新たな心で頑張りましょう。

桜



新年度の初日にあたり、昇進・異動の部課長や新規採用職員などに辞令を交付。新人代表から服務の宣誓を受けました。私から、憲法尊重擁護義務と全体の奉仕者であることを常に念頭に置いて職務に励むこと、どの職務も重要なものであること、みんなでまちづくりを進めていく大切さを伝え、心合わせをしました。市民の皆さんの幸せ、持続可能な社会のため、共に頑張りましょう。

辞令交付式1  辞令交付式2


辞令交付式3  辞令交付式4



市役所の体制を強化します。公共交通のさらなる充実のため、経営戦略課に係を新設します。基幹の定時定路線バスに加え、AIオンデマンドバスや公共施設等連絡バスの利便性向上などに取り組んでいきながら、ライドシェアをはじめシェアリングサービスの新たな手法も検討していきます。子育て支援課を子ども家庭センターに改組し、青少年支援センターの機能を統合。妊産婦、子育て世帯、子ども、若者の一体的な相談窓口として子ども・若者相談室をサンコスモ古賀に新設します。

経営戦略課



新たに古賀市の小中学校に来られた先生方の赴任式があり、私から歓迎のご挨拶を。あわせて、チルドレン・ファーストの理念でまちづくりを進めていること、小中学校全学年の原則35人以下学級をはじめとする多様な人材的配置、水泳授業の民間委託など、子どもたちの学びと育ちの環境整備と働き方改革の推進に取り組んでいることを申し上げました。

古賀市と新宮町をエリアとする粕屋北部消防本部が長崎茂幸・新消防長をトップとする新たな体制となり、着任の挨拶に。火災、救急への対応、防災力向上など私たちの暮らしの安全・安心の環境づくり、よろしくお願いいたします。

消防1  消防2      



   ◇

3月30日、千鳥苑でスマイルフェスティバルが開かれました♪

多くのお母さんたちから、4月にスタートする18歳までの子ども医療費完全無償化への期待や、物価高対策で全ての子どもさんに贈った図書カードがうれしかったとのお声掛けをいただき、感謝。チルドレン・ファースト、頑張ります。

フェスティバル1  フェスティバル2    



主催の宮本さんと話していると、お母さん方との即席の対話集会に。古賀市が今どんなまちづくりを進めているか、いろんなご質問をいただき、私からも市の様々な取り組みをお伝えできました。

そして、新感覚との遭遇!ブルーベリーがホットドッグとマッチするとは!しかもチーズも!こがブルーベリー園さんが開発した新商品。食べていると時折やってくる甘さがうれしい。ブルーベリー酢プラッシュと一緒にいただきました。オススメです〜!

ブルーベリー



このほかにも車のフロントガラスを再利用したディンプルアートや「がとー ことーる」さんの美味しいお菓子の販売などさまざまな出店があり、楽しい時間でした!

ディンプルアート  販売



   ◇

3月29日は古賀市役所の退任式。横田浩一・教育部長をはじめ退職される皆さんに辞令を交付し、まちづくりへの長年のご尽力に敬意を表し、心から感謝を申し上げました。そして、人生の次のステージ、古賀市での経験を生かして頑張っていただきたいと思います。私たち後進への引き続きのご指導もお願いしました。

退任式



粕屋北部消防本部の尾上勉消防長の退任式も開かれました。素晴らしいリーダーシップで古賀市と新宮町の火災、救急への対応、防災力向上など安全・安心の環境づくりにご尽力いただきました。子どもたちの学びと育ちを支えてくださっている小中学校教職員の転退任式へも。皆さんに心から感謝申し上げます。


子どもたちが「1日市長」体験―市長として、考え抜き、決断する(3月29日)

市長体験1  市長体験2

今年も「1日市長」!

名刺交換

子どもたちに市長と行政の仕事を体感し、まちづくりに関心を持ってもらいたい。チルドレンファーストの理念のもと、8人の子どもたちと市長を交代。しかも今回は「1日消防長」にも。

体験1  体験2

市長室では決裁を体験。本物の文書を使い、「次年度、どのように1日市長体験を実施すべきか」について「決断」を迫りました。子どもたちは一人で真剣に考え、悩み、決めてくれました。首長は孤独なものです。今回決裁された内容は、次年度、本当に実施されることになります。

会見体験

記者会見では一人ずつ「市長として、このまちをどうしていきたいか」を発表。みんな質問を次々受けました。自分が考えていなかったこと、知らないことも含めてどう答えていくべきか。逃げられないので難しいですね~。「検討します」といえばいいよ、とのアドバイスも(笑)私も新聞記者に戻り、質問しましたよ!

雑談

懇談では、私からはこのまちの強みが交通結節点であること、多くの企業さんが立地していること、子どもと子育て・教育を大切にしていることなどを説明しました。

私の公約である主権者教育の一環。これから成長していき、一人の大人として、政治と行政に関わり続けるきっかけになると信じます。


タイとの交流を促進―古賀清掃工場を視察/高杉製薬さまから消毒液のご寄付/古賀恵比須神社の招福祭(3月27日)

古賀市はタイとの交流を促進しています。

集合1  集合2

見学1  見学2

25日、ラーチャパット大学ウボンラーチャターニー校の皆さんがご来訪。古賀市、福津市、宗像市、新宮町でつくる玄界環境組合(私は組合長)の古賀清掃工場「エコロの森」を視察してもらいました。

未来の世代のために、適切にごみを処理すること、4R(Refuse、Reduce、Reuse、Recycle)を推進すること、そして環境の健全性を保ち、持続可能な社会をつくっていくことは世界共通の課題。こうして国を越えて学び合えるのはとても大切なことですね。

私は県議時代、福岡県タイ友好議員連盟の事務局長を務め、福岡県への総領事館誘致にも関わってきたこともあり、2018年12月の市長就任後、国際交流の促進とシティプロモーションの観点から、タイとの友好関係を構築しています。

おみやげ

最近はタイから古賀市への視察が相次いでおり、うれしいですね。せっかくなので、イチゴのあまおうや、古賀のハウス食品さんの工場で全て生産されている九州のソウルフード「うまかっちゃん」などをお土産としてお渡しし、喜んでいただいています。

   ◇

高杉製薬1  高杉製薬2

高杉製薬の高杉義明社長が25日、市役所にいらっしゃり、古賀市に手指消毒用エタノール1ℓボトル240本、専用ポンプ60本をご寄付いただきました。ありがとうございます。小中学校や児童センターなどで使用させていただきます。

   ◇

恵比寿神社

古賀恵比須神社の招福祭が24日に開催されました。皆さんとともに、まちの発展、皆さんの商売繁盛、無病息災を祈念しました。毎年楽しみな福引きでは、お米10キロやあまおうも!神社は笑顔であふれていました。

これに先立ち、久保区の総会で挨拶。お隣さん、地域とつながってこそ私たちの生き方は幅が広がり、豊かになるし、災害時などいざという時の助け合いにつながります。皆さんと共に自治会の持続可能性を高めていきたい。古賀市は2024年度、新たに防犯灯の電気料金全額相当を交付するなど支援を強化します。

この日は社会福祉法人未来福祉会さんの創立10周年記念式典&祝賀会も開催されました。古賀市を拠点に新宮町、福津市、須恵町で、保育や発達支援にご尽力いただいています。お祝いのご挨拶では、子どもたちの育ちと学びを支えてくださっていることに敬意と感謝を申し上げました。

式典

薄秀治理事長とは県議時代からコミュニケーションを密にしており、私自身が幼保の現場の状況を的確に捉えることができています。特に新型コロナウイルス禍では危機管理の緊急対策を講じるうえで重要でした。会場には古賀市出身で2015年のミス・ユニバース日本大会特別賞の須田新葉さんもいらっしゃり、薄理事長を囲んで写真を。現在、アンチエイジングサロンを営んでいらっしゃいます。

   ◇

古賀市は市役所窓口の受付時間短縮の検討を始めました。NHKが報道。(こちら

DX推進による「行かない窓口」の一環。住民票等のコンビニ交付が増加しており、職員の働く時間を政策立案などに振り向け、市民サービス向上につなげます。働き方改革、健康経営も念頭にあります。

   ◇

古賀市の郷土料理「鶏すき」が読売新聞で大きく取り上げられました。(こちら

「次の10年も継続して普及に努め、『水炊き』『もつ鍋』に続く福岡の第3の鍋に成長させたい。学校給食でも継続して提供できたらうれしい」との素晴らしいコメントも掲載されています。美味しいですよ~♪皆さんぜひ古賀市にお越しいただき、ご賞味ください!


快生館でデジタル行財政改革とスタートアップ促進のワークショップ/日韓交流を促進(3月26日)

夕景。古賀市を含む玄界灘沿岸はオススメ。「快く生きる」を実感できます。22日の夕方、福津市から新宮町の相島を望んで。

海岸



   ◇

21日は「市長テレワーク」の日。春が近づく山里の薬王寺温泉オフィス「快生館」で快く働きました。

テレワーク



そして、この日はデジタル庁主催のパネルディスカッションとワークショップに参加しました。

全国各地で開催しているもので今回は九州版。快生館を拠点に、福岡市や熊本市などを結んで開催されました。古賀市を代表地に選んでいただき、光栄です。

快生館1  快生館2



テーマは、デジタル行財政改革とスタートアップの促進、そのための「人」が交流する機会の創出と、それを可能とするための「場」の重要性。私も登壇し、快生館の取り組みを中心に、多様な人材の経験や知見、感性が交差することで新たな価値を生み出す共創のまちづくりの理念と実践をお話ししました。

快生館3  快生館4



現代社会で課題解決を図るための変革を促すためにスタートアップの支援は大切ですが、そのあり方がどうあるべきか、重要なテーマです。参加者の皆さんと意見を交わし、私にとっても学びになる有意義な時間でした。今後のまちづくりにつなげていきます!

快生館5  快生館6



   ◇

日韓交流を促進!


集合写真



お隣の韓国との関係はとても大切です。近年、日韓関係が良好になる中、古賀市も交流を深めています。駐福岡大韓民国総領事館の朴建燦(パク・コンチャン)総領事に総領事館にお招きいただき、国際交流や文化財担当の職員と訪問。応接の間は韓国の文化が伝わってきますね~。

応接の間



古賀市の国史跡・船原古墳は「国宝級」ともいわれる大量の金銅製馬具が見つかり、朝鮮半島との交流を示すものとして、近年、考古学会から注目を浴びています。私はこうした歴史的な地域資源を現代の交流につなげることは大きな意義があると考え、朴総領事にも調査の現状などをお伝えしています。

そして、同じ釜の飯を食う、酒を飲むことは国際交流の原点。昨年11月には朴総領事をはじめ総領事館の皆さんを古賀市にご招待し、薬王寺の旅館「鬼王荘」さんで郷土料理の鶏すきを食べていただきました。今回は古賀市の翁酒造さんの銘酒「稲田重造」をプレゼント。

プレゼント



こうした草の根の交流が、国家間の親善関係につながります。なお、駐福岡大韓民国総領事館のFacebook(こちら)にも今回の訪問が報告されているのでご参照ください!
https://www.facebook.com/photo/?fbid=837799765053497&set=a.315831990583613

   ◇

世界獣医師会長に藏内勇夫先生が選任されました。おめでとうございます。福岡県議であり、私も県議時代からご指導いただいてきています。先日、会議でお会いした際に会長選任をお聞きしていました。素晴らしいことです。

先生と  新聞



藏内会長は獣医師として新型コロナウイルス禍以前から、人と動物の健康、環境の健全性を一つとする「ワンヘルス」を提唱され、福岡県は世界の先進地。古賀市もワンヘルスを推進中です。第5次総合計画に盛り込み、2024年度施政方針演説では「ゼロカーボンシティとして、人と動物の健康、環境の健全性は一つのものとする『ワンヘルス』の理念に基づき、環境行政を推進します」「『観光・運動・ワンヘルス』をテーマに掲げ、新たな魅力を創出することをめざす公園再整備基本方針を策定します」と申し上げています。

引き続き、藏内会長のリーダーシップのもと世界にワンヘルスの理念が広がり、持続可能な社会につながっていくと確信しています。


令和6年度当初予算が成立―持続可能なまちづくりを推進(3月22日)

議会

令和6(2024)年度当初予算が本日の古賀市議会本会議で可決、成立しました。議員の皆さんに心から感謝申し上げます。

持続可能なまちづくりをしっかりと進めていきます。子ども医療費の18歳までの完全無償化や、障がいのあるお子さんとご家族の支援の強化なども盛り込んでいます。

あらためて施政方針の全文や予算の概要資料をぜひご参照ください。(こちら

日本語まつり―多文化共生を推進/「場」があって「人」がつながり、面白い「コト」が起きる(3月21日)

日本語まつり☆

日本語1  日本語2

日本語3

日本人と外国人が共に暮らし、相互理解に基づく平和な社会をめざし、古賀市は国際交流と多文化共生を推進しています。17日、その年間の集大成でもある日本語まつりを開催し、それぞれ異国の言葉でプレゼンをしたり、絵本読みの発表をしたり、太鼓を楽しんだり、豊かな時間を過ごせました。

私が市長に就任後、専門のセクションを設け、国や県、JICAなど関係機関とも信頼関係を築き、交流型の日本語教室や「やさしい日本語」の普及、ホタル見や運動会といったイベント、学齢期の子どもと保護者の支援などに取り組んでおり、視察も相次いでいます。引き続き、市民の皆さんと共に頑張ります!

   ◇

共創のまちづくりを進めよう。16日、現場のプレイヤーの皆さんとのトークイベントに参加しました。

共創1  共創2

「人」がいて「場」がつくられ、「場」があるから「人」がつながり、交わり、共に考え、価値が生み出される。今、古賀市は市内外から個性豊かな多くの皆さんが集い、関わり、面白い「コト」が起きており、注目の高まりも実感しています。

そんなまちづくりの主役の皆さんと、古賀市の歴史や文化、風土、特に交通結節点などの強みを捉え、持続性を高めるため、どんなビジョンのもとにみんなで歩んでいくべきか。どんなコミュニティが望まれるか。一緒に考えました。私にとっても刺激的で有意義な時間でした。まだまだ可能性が広がりますね~。

るるるる  ジビエ1

ジビエ2  ジビエ3

これに先立ち、古賀駅西口商店街のまちの食交場るるるるに立ち寄ると、音楽が流れる中、シェアキッチンから楽しそうな声が。のぞくと、ジビエ料理のワークショップが開かれていました。

ノミヤマ1  ノミヤマ2

夕方にはノミヤマ酒販さんの角打ちで、たまたま出会った方々とも楽しくトーク。

こうした関係性を構築できるのが、今の古賀の魅力です。


一般質問―「アトツギ」支援、地域コミュニティなど/被災地に職員を応援派遣(3月19日)

全国的に事業承継が課題となっています。

モノづくりをはじめ様々な事業の営みは、その地域の歴史と文化にねざし、さらには新たな歴史と文化を生んできたといえます。その企業、そのお店にしかない技術、そして魅力があり、それらを次代につないでいきたい。対策を講じなければ廃業が続発し、価値ある社会資源が失われていくことになります。

議会1

18日の一般質問で、特に家業後継者などの「アトツギ」を支援する重要性と、そのコミュニティ形成のための「場」づくりの必要性が提起されました。先日、商工会長とこのテーマで意見交換をしたところでもあります。商工会をはじめ関係機関と連携し、事業承継の取り組みの強化とともに、古賀駅西口エリアの商工会館や隣接する憩いの広場の活用の可能性も探りながら、交流拠点のあり方を検討していきたいとの考えを申し上げました。

地域コミュニティの活性化が取り上げられました。助け合い・支え合い、災害対応など、公だけではできない様々な地域課題の解決に重要な役割を果たしています。こうした活動を日頃から実践している自治会、福祉会、民生委員・児童委員、子ども会育成会、PTCA、シニアクラブをはじめ多くの皆様のご尽力に心から感謝を申し上げます。

現在、自治会加入率の低下に代表されるようにコミュニティ活動への参加を避ける人が増えているという深刻な課題があります。自らが暮らしていく中で、コミュニティ活動がなければ生きにくくなるはずですが、それが実感しにくいからか、「共に生きていく」ということから離れる人が増えています。なぜ、夜道を防犯灯が照らしてくれているのか。分別収集を地域ごとにすることで、ごみを捨てやすくなっているが、これは不要か。いざという災害時に命を守る可能性を高めなくていいか。なにより、お隣近所と顔を合わせ、声を掛け合い、親しく生きていくという幸せは実感できなくてもいいか。政治家の立場では率直に言いにくいですが、とはいえ言いますが、公の限界がある中、公に依存しない地域社会をつくるために、どうすればいいか。

議会2

答弁では、古賀市としてさらにコミュニティの意義と魅力を広く発信するともに、財政面においても支援する体制を整えていきたいとの考えを申し上げました。2024年度は新たに、自治会が維持管理する防犯灯について、その公共性の高さを踏まえ、電気料金の全額相当額を交付して財政を支えます。軽減分は、市民相互のつながりを深めるための交流の場づくりなどに活用してもらいたいと考えています。今後も市民の皆さんと共に地域コミュニティの活性化に向けてアイデアを出し合い、取り組んでいきたいと思います。

市民体育館のこれからもテーマになりました。昨年、JR古賀駅周辺開発に関連して、古賀駅東口へのアクセス性を高めるための新たな道路整備方針を公表したところです。この道路の整備が市民体育館の立地場所とその周辺を想定しているため、現在、「新たな体育館の建設も重要な選択肢」として、建て替える場合は市内の他の場所も含めて検討を始めています。なお、本日の答弁では「市民体育館の全ての利用者のニーズを、クロスパルこがや学校体育館で対応することは困難」との考えも明らかにしています。

誰もが生きやすい社会づくりに向けて、障がい福祉の向上も大切なテーマです。障がい者差別解消法では、障がいのある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら、ともに生きる社会の実現をめざしており、古賀市もこの理念に基づき、様々な取り組みを進めています。近年は新たに、視覚障がいへの対応として、市の発行物への音声コードの記載を行うなど、障がいのある人が直面する社会的障壁を除去するために必要かつ合理的な配慮の提供に努めています。今後もこうした姿勢で、障がい者、高齢者が安心して暮らせるまちづくりを進める考えをお示ししました。

地域防災の体制の強化、西鉄宮地岳線跡地の整備、LGBTQや多文化共生の推進など人権を尊重する社会づくりなどもテーマになりました。3日間で13人の議員の皆さんにご質問いただきました。今後の市政運営につなげてまいります。

   ◇

能登半島地震の被災地支援で古賀市職員を派遣しました。

総務省からの派遣要請に応じる形で福岡県メンバーとして19日から2週間赴き、被災家屋被害認定調査に従事する予定です。出発式を行い、私から「けがのないよう、しっかりと支援活動を」と伝えたうえで、現地で着用するビブスを渡しました。

子どもの声をまちづくりにつなげる―古賀中でSDGs発表会/小学校卒業式(3月18日)

古賀中1  古賀中2

子どもの意見を聴き、尊重し、まちづくりにつなげる。

古賀中3  古賀中4

古賀中5

古賀中学校の1年生がSDGsをテーマに様々な社会課題を調査、探究し、古賀市職員に取材し、考えをまとめてくれました。14日、代表者による発表会があり、市長、副市長、教育長の三役を招待していただきました。

なぜ、子育て支援が大切なのか、教育の質の向上を図るのか、環境保全活動をするのか、古賀駅周辺の中心市街地活性化に取り組むのか、LGBTQなど性的マイノリティの皆さんの権利を保障していくのか。どれも「持続可能性を高める」ことをめざした素晴らしい内容でした。講評で絶賛。

古賀市は子どもの権利保障を強く意識し、その声を自治体経営に生かすことを大切にしています。有意義な提案に感謝し、これからのまちづくりにつなげていきます。

   ◇

古賀市立8小学校の卒業式が14日に行われました。卒業生の皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます!

卒業式

私は母校の花鶴小学校へ。卒業生たちの別れの言葉と歌の合唱、素晴らしかったです。中学校でも頑張ってください!

古賀市は教育委員会の告辞と市長の祝辞は書面で配布しています。今年の祝辞は以下になります。

   □

卒業生の皆さん、保護者の皆様

春の到来を感じるこの佳き日、未来に向かって大きく羽ばたいていく
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
喜びと希望に満ち、中学生として新たな道への第一歩を、今、踏み出していこうとしている皆さんの姿が、とてもまぶしく目に映ります。
保護者の皆様におかれましては、幼かった一年生から、今、小学校卒業を迎え、立派に成長されたお子様の姿を前にされ、喜びもひとしおかと存じます。また、六年間、学校の教育活動への温かいご支援・ご協力をいただき、深く感謝申し上げます。お子様の栄えある門出を心からお祝い申し上げます。

さて、卒業生の皆さんは、在学中に新型コロナウイルス感染拡大という厳しい状況も経験し、学校生活における様々な問題を、先生や仲間と「気づき、考え、行動」することで、乗り越えることができたのではないでしょうか。その頑張った経験は、「生き抜く力」につながっています。この学び舎で、共に笑い、喜び、悩み、助け合ってきた仲間との絆は大事な宝です。これからも大切にしてください。また、そんな皆さんの姿は、下級生の心にしっかりと刻み込まれていると思います。
元日に能登半島地震が発生しました。私たちはいつ何が起きるかわからない未来に備える必要があります。日頃から、家族や友達、地域の皆さんとつながること、自分の周りを大切にすること、共に支え合うことが大切です。
また、世界では戦争が起きています。戦争からは何も生まれません。私たち一人一人が、優しい心で、相手を思いやり、共に生きていくことの大切さについて確認し、自分たちにできることを考え行動しましょう。それが、私たちの大切なひとを守ること、世界の平和につながります。

これから、皆さんは、いよいよ中学生になります。新しい生活が始まりますが、不安になったり、くじけそうになったりすることもあると思います。でもそんな時は、きっとできると自分を信じ、そのために必要な準備は何かを考え、自ら行動し続けてください。家族や仲間や先生は、いつも皆さんを応援し、見守っています。

保護者の皆様、古賀市は「ひと育つ、こが育つ」を掲げ、チルドレンファーストを徹底し、子どもの育ちと学びを支えてまいります。その理念のもと、教育委員会とともに充実した教育環境の整備を今後も推進いたします。

終わりに、熱心に六年間、御指導いただいた校長先生をはじめ諸先生方に深く感謝するとともに、本校のますますの発展を祈念いたします。

令和六年三月十四日
古賀市長 田辺 一城

地域おこし協力隊が古賀の農産物で新たな加工品を開発/一般質問(3月15日)

地域おこし協力隊の関東憲子さんが古賀産農産物で新たな加工品を開発!

関東さん  会場



すべて材料は農業が息づく小野地区の農産物。あまおうのコンフィチュール、黒豆ときなこペースト、ブロッコリーとスイートコーンのデイップソース。すてき、おいしい!

加工品1  加工品2


加工品3



12日、薬王寺温泉オフィス「快生館」で試食会を開催。大好評でした。この1年、農業の現場に入り、農村加工の先輩方、農家の皆さんに教えていただきながら、このまちの文化と技術を受け継ぎ、頑張ってこられたことがよく伝わってきました。

地域の方と  


  
   ◇

15日、市議会で一般質問が続きました。

一般質問



今年度始めた全ての市立小中学校での水泳授業の民間委託。初めての試みとして好評をいただきながら、現場で課題も見えました。児童生徒の泳力向上、天候に左右されない計画的な授業の実施、長期的なコスト削減などが実現するため、教育委員会としては、課題を踏まえて改善を図り、次年度も計画的に実施していく考えです。

私からは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律で首長の権限と教育委員会の権限がそれぞれあることを踏まえ、大綱的な立場から、子どもたちの学びと育ちの環境、教員の働く環境が、古賀市の教育行政全体として以前より良い状況になっているならば、個別具体の改善を図りつつ、取り組みを推進するべきとの考えを申し上げました。

自治体経営のあり方も取り上げられました。古賀市は第5次総合計画(2022-2031)に基づき、まちづくりを進めています。この総合計画は「基本構想」と「アクションプラン」の2層構造としており、長期計画として大目的を掲げる基本構想は維持しながら、計画を共に構成するアクションプランを毎年度ローリング方式で見直しています。

この仕組みのもと、すべての事務事業について検証し、自治体経営につなげています。具体的には、政策マネジメントシートで政策・施策・事業ごとに分析、評価し、アクションプランをローリングするとともに、BPR や政策検証を導入し、効果的な経営サイクルを確立しています。また、各課が策定している個別計画の中でも、外部委員による評価をいただきながら、事務事業の改善に努めています。答弁では「全国的に形骸化が進んでいるといわれる行政評価の中にあって、本市の先進的な取り組みは、総合政策検証会議の委員からも評価をいただいております」とも申し上げました。

あわせて、現代の自治体経営において重要なのは、私たちの社会が置かれている瞬間瞬間の状況を的確に捉える(捉えようと努める)と共に、総合計画を大前提としながらも、公約の実現はもちろん、都度都度、経験に基づいて「想像力」も働かせ、前例にとらわれることなく覚悟を持って決断することだと考えています。この日のやり取りでは、「個別最適を意識しながら、常に全体を俯瞰してマネジメントすること」の大切さも申し上げました。

学校給食のあり方もテーマになりました。古賀市は長年、給食をセンター方式で実施し、市内の小中学校の子どもたちに栄養バランスを考えた温かく、美味しい給食を提供しています。私も子どもの頃は楽しみでしたし、市長になって毎月ランチミーティングで給食の時間に各学校を訪問し、子どもたちと一緒に食べ、語らっていますが、今の子どもたちも給食を毎日楽しみにしていることが実感できます。そうした価値あるセンター方式の給食をこれからも続けていくべきと考えていることを答弁しました。また、子どもの健康と環境に配慮し、持続可能性を高める意識を持つ大切さも共有しました。

地域公共交通ネットワークの形成はまちづくりの重要課題です。私の市長就任後、西鉄バス路線を基幹として、AIオンデマンドバス「のるーと古賀」の導入、公共施設等連絡バス「コガバス」の利便性向上、おでかけタクシー、タクシー運行の支援、隣接自治体との連携の検討などに取り組んできています。

導入の検討を始めているライドシェアについても、私から答弁で「ライドシェアはこれからの地域公共交通を考えるうえで、交通課題を解決するための有効な選択肢。昨年、私が事務局長を務める活力ある地方を創る首長の会が国に提言を行って以降、内閣府の規制改革推進会議や国土交通省との会合に参加する中で、タクシー事業者と共存共栄できるライドシェア導入の可能性があること、ライドシェアにとらわれず官民が共創できる補助金の創設も見えてきたこともあり、引き続きライドシェアを含めた地域公共交通のリ・デザイン(再構築)を推進していく」と申し上げました。

一般質問は18日も続きます。


一般質問スタート―防災・備蓄の重要性など/防災も多文化共生(3月13日)

市議会で一般質問がスタート。

初日の13日は防災がテーマとなりました。地震などの大規模災害に備え、公助の充実はもちろん、一人一人が水や簡易トイレなどを確実に家庭で備蓄することが求められます。公助だけに頼らない自助の重要性を共有しました。市民の皆さん、よろしくお願いいたします。

また、市の危機管理体制の強化のため、防災の専門性を有する外部人材を登用する重要性が提起され、国の「地域防災マネージャー」制度の活用を検討する考えを明らかにしました。

子どもの権利保障を前提とした子ども・子育て支援の強化と教育環境の充実や、困難な状況にある女性の包括的支援の推進についても取り上げられました。引き続き、チルドレン・ファーストとジェンダー平等の理念を大切にして、しっかり取り組んでいきます。

地域福祉の推進もテーマに。地域包括支援センターが自治会などによる「場」づくりの現場とつながる重要性を共有しました。超高齢社会で誰もが認知症やその家族となる可能性がある中、ケアを担うだろう働く世代に認知症への理解を深めてもらうため、事業所との連携の可能性などその手法を検討することも答弁しました。

農業の持続可能性を高めるため、デジタル技術を実装する重要性も提起されました。既にスマホでハウスを管理するなどデジタルを活用している古賀市の農家の方々の取り組みや、私自身が県議時代にオランダのスマート農業の現場を視察した経験などを紹介。農業の効率化、高品質化、省力化、さらには生産者の所得向上につながることから、デジタル技術の実装を支援していきます。

また、福岡県と連携して進めているシカ・イノシシ対策の緩衝林整備事業、薦野清滝地区の農業基盤整備や農業振興地域における農用地保全とその支援をすること、ブランド化の推進、なによりこうした様々な取り組みを積極的に行うことで農業の魅力を高め、非農家も含め多くの皆さんが営農に挑戦したいと思える環境をつくっていく大切さを申し上げました。

一般質問は続きます。次回は15日。頭フル回転で頑張ります!

一般質問1     一般質問2



   ◇

防災も多文化共生。

東日本大震災の発生日の11日、外国籍市民の皆さんのための防災学習会を福岡県と共に古賀市で開催しました。市内の日本語学校のネパールなどからの留学生と、住んでいる場所とハザードマップを照らしながら、地震や大雨を想定して避難所の場所や行動を確認しました。ポイントは「やさしい日本語」。

マップを見ながら



マップ  設営


  
NHKさんが取材に来ており、この日夕方のニュースで報じられました。(こちら)
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20240311/5010023679.html

多文化共生は一般市町村では専門的に対応することが稀ですが、私はこれからの日本社会で極めて重要と考え、市長就任後、市役所に多文化共生の専門係を設置して全庁的に理解を深め、市民の皆さんの力もいただきながら体制を強化しています。

参加者さんと




カテゴリ:General
過去のアーカイブ月別一覧RSS/WebFeed
Powered by Nucleus CMS.


このページに付箋をつける
LINEで送る

ページトップに戻る

翻訳ウィンドウを閉じる
Multilingual Living Information website【多言語生活情報サイト】
日本の生活で困ったことはありませんか?必要な情報を正確に届けるため13もの言語で、安心して暮らすためのたくさんの情報を提供します。

【Multilingual Living Information website】
Do you have any trouble with your life in Japan? We are going to provide you a lot of information for your safety Japanese life using 13 languages .

Fukuoka International Exchange Foundation<Kokusaihiroba> 【福岡県国際交流センター<こくさいひろば>】
福岡県民と在住外国人の情報交換・交流の場です。海外からの留学生の窓口、アジア若者文化の発信拠点として様々な事業を行うほか、安心して暮らすための情報提供をします。

【Fukuoka International Exchange Foundation<Kokusaihiroba>】
“Kokusaihiroba” is kind of organization for all Japanese and foreigner in Fukuoka prefecture.
“Kokusaihiroba”offers various activities as information center for foreign students and young Asian culture in addition to safety and comfortable Japanese life.