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市長室ブログ

令和2年度決算や補正予算案を提案―市議会開会/ワクチン接種2回目(8月23日)

古賀市議会の定例会が本日開会。初日の本会議で、私から新型コロナウイルスの緊急対策としてチルドレンファーストや経済的困窮、事業者支援を強く意識した令和2年度決算など17議案を提案し、理由を説明しました。

議会初日1  議会初日2

この決算は、市政運営上の最優先課題となった新型コロナ対策を矢継ぎ早に講じていったため、当初予算に想定されなかった緊急事業が多く盛り込まれた異例の内容となっています。総額72億円余りで、1人10万円の定額給付金事業の約60億円を除いても、約12億円を緊急対策として計上したことになります。

今振り返ると、未知の状況に直面し、前例がない中での決断が連日続きました。特に、初期段階の約半年は、現場の実情が詳細に把握できない中で、今起きているだろうこと、これから起き得るであろうことに想像力を働かせ、市民生活全般にわたり、臨機応変に事業を実行していく必要がありました。

古賀市は、感染拡大は有事であり、危機管理として取り組むことを庁内の共通認識としました。そのうえで、市民生活を守るため、「より厳しい状況の人を支える」ことを念頭に、①事業者②子ども・子育て・教育③経済的困窮の大きく3つを柱に据え、それぞれ対策を検討し、事業化を図りました。

売上が急減する地元事業者の皆さんを支えるため、2020年4月には県内市町村でも先んじて支援金の給付を始め、その後も追加策を講じ、キャッシュレス決済によるボーナス付与の仕組みで消費喚起も実施しました。ウィズコロナ・アフターコロナを意識して創業者応援金を創設し、休業した温泉旅館の施設をサテライトオフィスなどにリノベーションする事業にも着手しました。

受験生と保護者の皆さんの不安払しょくのため、夏までに全ての中学3年生に学習支援ソフト入りのタブレットを配布。さらに、全ての小中学校の校舎に無線LANを整備したうえで、全ての児童生徒にパソコンを配備、全ての普通教室に電子黒板を導入し、2021年当初から活用を始めました。修学旅行については移動時の密を避けるためにバス台数を増やしました。

また、国の動きに先んじて、ひとり親家庭に緊急支援金を給付。就学援助受給世帯にお米や食材を配布し、家計負担の軽減を図りました。独自の家庭保育協力補助金も交付しました。

このほかにも国の薬事承認を受けた抗原検査キットを先行導入し、保育所や幼稚園などの事業継続支援に活用。電子図書館の導入や避難所の感染防止策強化、生理の貧困対策などを実施しました。全てを挙げるときりがなくなってしまいますので、ここではこのくらいで。

これらについては、国からの財政支援が約束されていない中で、市として多額の予算を計上する必要がありましたが、基金の取り崩しも覚悟し、決断を重ねました。結果として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が創設されるなどし、市の財政負担は大きく軽減されることになりました。また、予算の金額には表れませんが、小学1年生の入学をお祝いするプロジェクトや全ての高校生への恩師からのメッセージの送付など、市民の皆さまの「心」を大切にすることも意識して取り組んできました。

なお、市議会には毎月のように臨時会や定例会で新型コロナ対策の補正予算を提案し、審議していただきました。議員の皆さまのご理解とご協力に心から感謝を申し上げます。

そして、もちろん新型コロナウイルス対策の他にも、市政運営の3本柱である「産業力の強化」「子ども(チルドレンファースト)」「健康・安心」を基礎として様々な事業を実施し、成果を上げています。例えば、JR古賀駅周辺の開発や本質的な再生による中心市街地の活性化、ピエトロさんの新工場立地に向けた協定締結や今在家地区の市街化区域編入による工業団地拡張などの企業誘致の推進、全ての初産婦などを対象としたアウトリーチ型の訪問支援、住民や防災関係者の風水害リテラシーを向上するための研修プログラムの実施など。こうした主な事業について、初めて成果報告書としてまとめました。

成果報告書1  成果報告書2

なお、この日の本会議では、先日記者発表した補正予算案も提案しました。公共施設にサーマルカメラや二酸化炭素濃度測定器を追加配備する費用や、高齢者などのデジタル格差対策としてスマホ教室を開催する運営委託料、脱炭素社会の実現に向けて2023年度に完成予定の汚泥再生処理センター海津木苑(仮称)の敷地内で再生可能エネルギーの導入可能性を探る調査費などを盛り込んでいます。他の議案と共にしっかり説明してまいります。

   □

新型コロナワクチン接種、2回目。

21日昼、集団接種会場の国立病院機構・福岡東医療センターで当日キャンセル分などの余剰ワクチンを接種しました。1回目を高齢者の最終盤だった7月31日に接種し、ちょうど3週間。

市長ワクチン接種

古賀市は20日に12歳~29歳の予約受付も始めました。一方、国の供給量を踏まえた予約枠の開放となっており、新規受付分が全て埋まりました。今週以降、福岡県から古賀市への新たな供給量が示されるとみられるので、新たな予約枠を設定し、受け付ける予定です。しばらくお待ちください。

市民の皆さまには接種は任意であることを前提に、予防効果と副反応のリスクの双方を踏まえながらご検討いただきたいと思います。

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